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WIDEプロジェクトとシスコシステムズが大規模次世代網の構築と共同実証実験を開始――10GbEネットワークで

2004年03月17日 00時00分更新

文● 編集部

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WIDEプロジェクトとシスコシステムズ(株)は17日、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)の広帯域専用線サービス“ギガウェイ”を利用した大規模次世代ネットワークの構築で共同実証実験を開始したと発表した。本格的な大規模10Gigabit Etherenet(10GbE)ネットワークは国内初という。

構成図
構成図

これは、WIDEプロジェクトの実験基盤のバックボーンをギガウェイを利用して10GbE化し、その上で各種の実証実験を行なうことで、次世代高速ネットワークの利用可能性とその影響について検証するために行なうもの。接続拠点は、北陸が北陸先端科学技術大学院大学とStarBed(TAO)、大阪(NTT堂島)が奈良先端科学技術大学院大学、東京(NTT大手町)が東京大学と慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス、およびTsukubaWAN。予定している実験項目は、ブロードバンドP2Pシミュレーション、TCPの高速化/超高速ネットワークでのフロー検証、GMPLS検証ほか。実証実験の一部は、通信・放送機構による“成果展開など研究開発事業(情報家電のIPv6化に関する総合的な研究開発など)”の一環として実施する。

共同実験では、長距離ネットワークの構築と運用をNTTコミュニケーションズが担当し、シスコシステムズが720Gbpsの処理能力を持つモジュール型マルチレイヤースイッチ“Catalyst6500”を提供するという。

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