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ローランドD.G.、3Dレーザースキャナーのハイエンドモデル『LPX-1200』を発売

2004年03月16日 20時34分更新

文● 編集部

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ローランド ディー.ジー.(株)は16日、3次元(3D)レーザースキャナーのハイエンドモデルとなる『LPX-1200』を5月10日に発売すると発表した。価格は220万円(税込み価格は231万円)。製造業の設計/デザインや教育、医療研究におけるデジタル入力の需要を喚起するために市場に投入するもので、従来モデルの『LPX-250』も継続して販売する。価格は135万円(税込み価格は141万7500円)。

『LPX-1200』『LPX-1200』

『LPX-1200』は、赤色半導体レーザーを利用した非接触タイプの3Dスキャナー。最小0.1mmピッチの解像度で、直径130mm、高さ203.2mmの円筒形状のスキャンが可能。スキャンの対象物をターンテーブルに設置して回転させながら一定方向からレーザーを照射してスキャンする“回転スキャン”と、対象物を正面方向から任意に1~6面に分割してスキャンする“平面スキャン”の2つのスキャニングモードを併用できるのが特徴。平面スキャンでは形状に合わせた最適なスキャンが行なえ、プレビュー機能も搭載。対象物の大きさに合わせてスキャン範囲が自動設定されるほか、穴などの輪郭形状や特徴的な部分だけを取り出す“ポイントスキャン”や、断面形状を取り出す“ラインスキャン”に対応しており、3D CADの入力補助ツールとしても利用できるという。

インターフェースはUSB 1.1。取り込んだポリゴンデータをCADやCGのサーフェスデータ(NURBS曲面)に変換する3Dデータ編集ソフト『Pixform Pro(ピックスフォーム・プロ)』が付属する。基本機能に加え、ポリゴンのシェル化、ミラーリング、エッジ再構築などの新機能を搭載したという。読み込んだデータは同社の切削RP(小型工作機)で立体物として出力することもでき、設計データがない場合でも試作をフルデジタルで行なえるようになるとしている。対応OSはWindows XP/2000。本体サイズは幅440×奥行き400×高さ608mm、重量は34.8kg。

同社では初年度350台の販売を目標としている。また、同製品を抽選により無料で2週間貸し出すキャンペーンを5月7日まで実施する。計6名に貸し出す予定で、申し込みはホームページで受け付ける。

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