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日立、24時間連続で7年間の使用を想定したPentium M-1.60GHz搭載産業用パソコン『HF-W2000』を発売

2004年03月16日 15時21分更新

文● 編集部

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(株)日立製作所は16日、24時間連続運転が可能で、使用期間を7年から10年に想定した“日立産業用パソコンHF-Wシリーズ”の新製品として、Pentium M-1.60GHzを搭載し、同社従来機種から容積を半分にした“スリムトップタイプ”『HF-W2000』の販売を同日付けで開始すると発表した。出荷開始は5月1日。価格はオープン。併せて、既存のスタンダードモデルの後継機種となる『HF-W6500』も同時に発売する。価格はオープン。4月1日から8月1日にかけて順次出荷する。

HF-W2000とHF-W6500
『HF-W2000』(左)と『HF-W6500』(右)

『HF-W2000』は、小型化したことで、省スペース化が要求されている産業機器、通信/放送機器、医療機器、半導体/電子部品製造機器などへの組み込みや、産業用パソコンの設置をコンパクトに行ないたい場合に適したモデルとなっているのが特徴。産業用パソコンとして、24時間の連続運転や、7年間の長期使用(HDDやCD-ROMなどの有寿命品の交換が必要)を想定しており、長寿命タイプのファンや電源装置を採用したほか、コネクターやコンデンサーなどの部品も高信頼性タイプを採用。温度試験も実施しているという。状態監視や障害発生検知などの“RAS機能”、障害原因の究明をサポートする“メモリダンプ機能”を標準搭載する。CPUはPentium M-1.60GHzを搭載し、オプション設定で、メモリーはECC付きDDE SDRAMを最大2GB、HDDは80GB以上を搭載可能。インターフェースは10/100BASE-TX×2、USB 2.0×3(前面1、背面2)、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)、デジタルビデオ(DVI-D24ピン)、シリアル、パラレルなどを装備する。拡張スロットはPCI×2(ショートサイズ)を装備する。障害対応機能は、ファン停止、温度異常、ウォッチドッグタイマー、電源断、CPUストップ、リモートセット/シャットダウン、S.M.A.R.T.、オプションのRAS外部接点インターフェース(D-Sub25ピン)などに対応。電源はAC100V~240Vで、消費電力は200VA。本体サイズは幅100×奥行き365×高さ325mm、重量は約8kg。キーボード、マウス、電源ケーブル、縦置き用スタンドが付属する。プレインストールOSがWindows 2000 Professionalの『HJ-2010-5EWJA』と、Windows XP Professionalの『HJ-2010-60WJA』の2モデルをラインアップする。

オプションとしてOS上で長期間動作させるプログラムのメモリーリーク解析に利用できるメモリー監視ツール『Memory Checker』、システム障害を検出すると自動的に障害復旧を行なう障害監視ソフト『RunWatcher』を用意する。

『HF-W6500』は、Pentium M-1.60GHzまたはCeleron M-1.30GHzを搭載した機種。24時間連続運転で10年間の使用を想定し、HDDのミラーリングにも対応したのが特徴。Pentium M-1.60GHzを搭載しWindows XP Professionalをプレインストールした『HJ-6510-60WJA』など計4モデルをラインアップする。LANポートは10/100BASE-TX×1で、拡張スロットはPCI×4(ロング2、ショート2)、PCI/ISA(ロング1)、ISA(ロング1)を搭載する。本体サイズは幅400×奥行き450×高さ150mm、重量は約14kg(ミラーモデルは約15kg)。消費電力は450VA。キーボード、マウス、電源ケーブルが付属し、オプションとして19インチラック取り付け金具なども用意する。

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