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イーピー・エンジン、チームラボ、ネットマイルが、ブランド解析/消費者動向分析/モニタリングサービス“BDB”を開始

2004年03月04日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)イーピー・エンジン、チームラボ(株)、(株)ネットマイルの3社は3日、ウェブで利用できるブランド解析/消費者動向分析/モニタリングサービスとして“BDB(ブランドデータバンク)”を共同開発し、4月上旬にBDB専用サイトでサービスを開始すると発表した。現在、2月末に収集した3万件のデータの分析とデータベース化を進めているという。

“BDB”は、消費者の所有または愛用しているブランドの詳細情報をデータベース化し、複数のブランドの相関関係や市場の将来性を分析/予測することを目的とした情報提供サービス。ベースとしているのは“エモーショナル・プログラム(EP)”。これは、あるブランドを所有するユーザーの嗜好性を、同時に所有する別のブランド群から類推するマーケティング手法。生活者を、年齢と消費動向から、正統派/伝統派/プチ伝統派/洗練派/自由派/日常派/現代派/表現派/ストリート派の9つのタイプに分類するもので、すでに“EP-engine(イーピー・エンジン)”として2年前からシステム化され、大企業を中心に利用されているという。“BDB”は、この“EP-engine”をウェブサービスとして提供することで、データの更新頻度を増やし、サンプルの回収を行ないやすくしたもので、利用方法を簡便化し、料金も低価格化したのが特徴。

料金は、初期費用が20万円、月額利用料が5万円から。収録データは、消費財(車/携帯/飲料/パソコンなど)、ライフスタイル(カフェなど)、タレント、雑誌などの75ジャンルの商品ブランドと、自動車、家電、金融といった31ジャンルの企業ブランド情報。消費者サンプル数は3万件(NetMileの会員220万人に呼びかけて収集)。更新頻度は半年に1回。なお、大量のデータ処理には、チームラボの独自技術“Select☆Ware(セレクトウェア)”などを利用したという。Select☆Wareは、行動履歴から得られる情報を明示的情報と暗示的情報に分け、2つのエンジンを並列に働かせるマーケティングエンジン。

同社では、低価格化を図ったことで、予算や時間のない企業だけでなく、企業内の現場担当者、フリーランスのクリエイターなどの個人でも利用可能としており、初年度の契約件数として100件、1億円の売り上げを見込んでいる。

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