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カール・アジアパシフィック、ウェブシステム開発言語『Curl Ver3.0(日本語版)』の販売を開始

2004年03月04日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)カール・アジアパシフィックは3日、次世代ウェブシステム開発言語として『Curl Ver3.0(日本語版)』の販売を15日に開始すると発表した。価格は、開発環境『CurlIDE』が5万9800円、サーバーライセンスが20ユーザーで30万円から。クライアント側のランタイムエンジンはフリーでダウンロードできる。『Curl 2.0.x』のユーザー向けの無償アップグレードを実施するとしており、追加購入する場合には割り引き価格の3万円で販売するという。

『Curl Ver3.0(日本語版)』は、従来からのグラフ表示/3次元グラフィックス/音声/動画などを処理する機能に加え、日本語入力などの日本語入力制御機能を搭載したのが特徴。表形式のコントロール部品も標準機能となったほか、オフラインでも利用できる“OCC(Occasionally Connected Computing)機能”もサポートした。従来からの機能の強化も図られており、Curlアプレットのロード時間の短縮、GUIツールキットの拡張(Vusual Layout Editor)、グラフィカル・オブジェクトをレイアウトに合わせて自動的に整列、伸縮、圧縮する機能(Elastic)などが拡張されている。

“Curl”は、ウェブシステム開発用の次世代プログラミング言語で、HTML、JavaScript、Java、C++、グラフィックツールなどを統合し、クライアント側で処理の多くを実行する“リッチ・クライアント”環境に対応しているのが特徴。DARPA(米国防総省高等研究計画局)の資金援助を受けて、1995年から米MIT(マサチューセッツ工科大学)で研究が開始された。米カール社が1998年に設立され、2001年に商用版が開発されている。カール・アジアパシフィックは米カールのアジア・パシフィックにおける代理店で2002年に設立されている。

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