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国際派女優・小雪がNECのブロードバンドムービーでヒロインに

2004年02月24日 06時51分更新

文● 編集部 小板謙次

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日本電気(株)(以下、NEC)は23日、都内でブロードバンドムービー『it』の制作発表会を開催、29日から専用サイトで配信を開始すると発表した。同作品は3話構成で1話約10分。回線環境として3Mbps(ADSL24Mbps以上)、1Mbps(ADSL8Mbps以上)、300Mbps(ADSL1Mbps以上)の3種類が用意される。会員登録などは不要で視聴は無料となっている。

日本電気(株)宣伝部長の大山田順氏(株)電通インタラクティブ・コミュニケーション局長の杉山恒太郎氏
日本電気(株)宣伝部長の大山田順氏(株)電通インタラクティブ・コミュニケーション局長の杉山恒太郎氏

『it』はNECの先端技術や企業メッセージが映画のなかに登場するだけでなく、サイト内にもムービーと連動したコンテンツを用意。指紋認証、スーパーコンピューター、RFID、高速IPハンドオーバーなど、ムービー内に登場する技術が分かりやすく紹介される予定だ。こうしたブロードバンドを通した企業メッセージ発信の手法についてNEC宣伝部長の大山田順氏は「新しいブランディングの方法であり、広告分野での具現化」であると自信を見せる。また、企画を総合プロデュースした(株)電通インタラクティブ・コミュニケーション局長の杉山恒太郎氏は「広告の目的によってたくさんのメディアの組み合わせが可能になってきた“メディアニュートラル”、従来のメディアが用意していた枠を広告コミュニケーションが抜けていかなければリアルな生活者に届かない“アウト・オブ・ボックス”、クリエイティブのパワーによってメディアそのものを作っていかなければいけない“メディアクリエイティブ”。この3つのキーワードが結集したものが今回の企画だ」とアピールした。

発光物体を追うニック ヒロインの小雪さん
作品のシーンより。発光物体“it”が出現した地域は突然低気圧に見舞われ気温が下がる異常気象が多発。技術者ニックがバイクで発光物体を追う。ヒロインのユリ役に抜擢された小雪さん(左)。英語をベースに日本語、中国語の字幕がサイト上で選択できる

作品は西暦200X年の地球が舞台。驚異的なスピードで走る発光物体が各地で出現し、異常気象が多発。数々の謎を残して忽然と姿を消すその物体が“it”だ。ミステリアスなヒロインでフラワーアーティストのユリ役に国際派女優として注目を集める女優の小雪さん、そのアシスタントの千秋役に山口紗弥加さん、謎の物体を追う技術者にオリ・フェッファー氏などが出演している。監督はジョージ・ルーカス氏が創設した特撮工房のILM出身のアンドリュー・ハーダウェイ氏。氏は『スターウォーズ/ファントムメナス』や『メン・イン・ブラック』などの制作に参加したCGテクニカルディレクターだ。また日本のROBOT COMMUNICATIONS INC.が企画・制作を担当している。

この日、会場には小雪さんと山口紗弥加さんが登場した。小雪さんは出来上がった作品を見て「映像が奇麗。特に(物体がかけ抜けていく)道のシーンが」と作品を振り返り、「この企画自体が新しいので、今後、浸透していってほしい」と回答。一方、山口紗弥加さんは「CGがすごくて圧倒されてしまいました」と話し、「いつでも自分の都合に合わせて楽しめるエンターテインメントだと思うので、より豊かな時間を送っていただきたい」とアピールした。

制作発表に登場した小雪さん(左)と山口紗弥加さん(右)制作発表に登場した小雪さん(左)と山口紗弥加さん(右)

発表会の最後にはマスコミによる代表質問が行なわれた。普段インターネットはするのか?との質問に「基本的にはメールをやったり、音楽を取り込んだり、写真を作ったり…、そういう簡単なことをやります。あとはショッピングとか」(小雪さん)、「東京FMでラジオとネットを融合させた番組をやってるので、インターネットは常に身近にあります」(山口さん)。今回の共演以来、2人はメールのやりとりも行なっているという。また、小雪さんに対しては、出演した映画『ラストサムライ』のアカデミー賞ノミネートに質問がおよぶと、「スタッフの方も頑張っていたので、是非賞をとっていただけたらうれしい」と渡辺謙さんに応援メッセージを送った。デビュー10周年を迎える山口紗弥加は「常に新しいことにチャレンジしていきたい。お芝居も続けていきたい」などとコメントした。

お互いの印象は 渡辺謙さんに応援メッセージ
共演を振り返ってお互いの印象を話す2人。「今まで視聴者として山口さんを見てきてアグレッシブに感じてたんですけど、繊細で芝居もやりやすかった。しっかりしてるって印象」(小雪)。「なんかもう…私の小雪像が崩れました(笑)。とても優雅でビーナス像のような存在だったんですけど、実際は白黒はっきりさせたい、みたいな体育会系の感じでビックリしました」(山口)小雪さんはアカデミー賞について質問されると「せひ賞をとっていただきたい」と渡辺謙さんに応援メッセージ。デビュー10周年の山口さんは「これからもどんんどん新しいことにチャレンジしていきたい」とコメント。ちなみに2人はお互いにメールのやりとりも行なっている。インターネットは身近な存在と話す
撮影は2003年12月から2ヵ月間、ニューヨーク、プラハ、横浜、軽井沢の4ヵ所で行なわれた 「時間的な猶予もなく撮影自体がタイトでした。雪のなかのシーンは寒かったけど映像が奇麗で、作ってる空気感が楽しかった」(小雪)
撮影は2003年12月から2ヵ月間、ニューヨーク、プラハ、横浜、軽井沢の4ヵ所で行なわれた。写真は軽井沢でのメイキングシーン「時間的な猶予もなく撮影自体がタイトでした。雪のなかのシーンは寒かったけど映像が奇麗で、作ってる空気感が楽しかった」(小雪)

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