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日本IBM、ハードディスク・アクティブプロテクション機能を強化した小型軽量B5ノート『ThinkPad X40』を発表

2004年02月24日 13時13分更新

文● 編集部 新海宏一郎

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日本アイ・ビー・エム(株)は24日、小型軽量B5ノートパソコン『ThinkPad X40』の新モデルを発表した。同社の直販サイト“IBMショッピング”でのIBMダイレクト価格はThinkPad X40の最上位モデル(N371-7VW)が27万1000円。同日付けで出荷を開始する。

機能強化したThinkPadシリーズ最軽量・最薄のウルトラポータブルノート『ThinkPad X40』

『ThinkPad X40』
『ThinkPad X40』

『ThinkPad X40』の新ラインナップ

『N371-7VW』
低電圧版Pentium M-1.20GHz、メモリー512MB、HDD40GB搭載、IEEE 802.11a/b/g対応、Office 2003付属
27万1000円、24日発売
『2371-7VJ』
低電圧版Pentium M-1.20GHz、メモリー512MB、HDD40GB搭載、IEEE 802.11a/b/g対応
24万9000円、24日発売
『2371-3EJ』
超低電圧版Pentium M-1GHz、メモリー512MB、HDD40GB搭載、IEEE 802.11b/g対応
22万円、24日発売
『N371-1EW』
超低電圧版Pentium M-1GHz、メモリー256MB、HDD40GB搭載、IEEE 802.11b/g対応、Office 2003付属
24万2000円、24日発売
『2371-1EJ』
超低電圧版Pentium M-1GHz、メモリー256MB、HDD40GB搭載、IEEE 802.11b/g対応
21万9000円、24日発売
『2371-15J』
超低電圧版Pentium M-1GHz、メモリー256MB、HDD20GB搭載、IEEE 802.11b/g対応
19万9000円、24日発売
『2371-1CJ』
超低電圧版Pentium M-1GHz、メモリー256MB、HDD20GB搭載、IEEE 802.11b対応
19万8000円、24日発売
『2371-13J』
超低電圧版Pentium M-1GHz、メモリー256MB、HDD20GB搭載
19万3000円、24日発売

『ThinkPad X40』は2003年12月に発売したB5ファイルサイズのモバイルノートパソコン。前モデルより、CPUやHDD、プレインストールソフトウェアなどを強化し、ラインナップを拡充した。従来のバックアップソフト『Rapid Restore Ultra』が『IBM Rescue & Recovery with Rapid Restore』に一新され、新たにリカバリーDVDの作成(従来はCDのみ)可能になったほか、一定間隔でバックアップしたファイルを最大32世代前までさかのぼって復元する機能を追加した。また、本体の加速度を検知すると自動的にヘッドを退避し、HDDの破損を未然に防止する“ハードディスク・アクティブ・プロテクション・システム”も改良され、検知する加速度の範囲を“弱い衝撃”から“強い衝撃”まで3段階に設定できるようになったほか、一時的に同機能を休止する機能(30秒もしくは1/2/3分から指定)などを追加した。弱い衝撃では機能しない設定を追加することで、電車などの微振動する場所での使用時にストレスなく作業できるようになったという。そのほか、バッテリーの使用状況に応じて満充電容量と充電開示容量を調整してバッテリー寿命を延ばす“バッテリー・ヘルス機能”なども強化されている。

主な仕様は、CPUに低電圧版Pentium M-1.20GHzまたは超低電圧版Pentium M-1GHz、チップセットにIntel 855GME搭載。メインメモリーは、オンボードにPC2700準拠のDDR SDRAM512MB(7VW/7VJ)または同256MBを搭載し、合計容量は7VJ/7VW/3EJが512MB(7VW/7VJは最大1.5GB、3EJは最大1.2GBまで増設可能)、そのほかは256MB(最大1.2GB)となる。HDDは毎分4200回転の40GBまたは20GB(15J/1CJ/13J)を内蔵。12.1インチXGA表示の液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色表示)を搭載し、グラフィックスアクセラレーターはチップセット内蔵機能を利用する(ビデオメモリーはメインメモリーから最大64MBを共有)。

インターフェースは、USB 2.0×2(1つはACアダプターなしで専用外付け機器を駆動できる“IBM Powered USB”対応)/アナログRGB出力/オーディオ入出力端子を搭載。ネットワーク機能は10/100/1000BASE-T準拠のEthernet、無線LAN、V.90対応56kbpsモデム、赤外線通信機能(IrDA 1.1)を搭載。拡張スロットはPCカード(Type I/II×1、CardBus対応)、SDメモリーカードスロットを装備する。

バッテリー駆動時間は標準で3.3時間(JEITA測定法 1.0)。従来機同様にオプションの拡張バッテリー(92P1006)と大容量バッテリー(92P1005)に対応する。本体サイズは幅268×奥行き211×高さ26.9(最薄部20.6)mm。重量は7VW/7VJ/3EJが約1.27kg、1EW/1EJが1.26kg、15J/1CJが1.24kg、13Jが1.23kg。OSはWindows XP Professional SP1。ネットワーク自動切り替えソフト『IBM Access Connections version 3.0』やオンライン・マニュアル『Access IBM 4.5』などをプレインストールしている。オフィスソフト『Microsoft Office Personal Edition 2003』をプレインストールするモデル(7VW/1EW)も用意する。モデル1EJ/7VJに英語版のOSをプレインストールしたモデルも用意するという(受注生産、価格は同じ)。

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