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ソニー、メモリースティック電子辞書3機種を発表――辞書データ収録メモリースティックも同時発売

2004年02月17日 15時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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ソニーマーケティング(株)は17日、メモリースティック対応の電子辞書『EBR-120MS』『EBR-100MS』『EBR-S1MS』の3機種を発表した。本体に6冊ぶんの辞書データを収録しているほか、オプション製品の“メモリースティックROM”(辞書データ収録)を使って必要な辞書を追加できるのが特徴。いずれも3月10日発売で、価格はオープンプライス(編集部による予想販売価格は3機種とも3万円前後)。

EBR-120MS/100MSは、幅135×奥行き97.5×高さ12.7mmで重量が約205g(乾電池、メモリースティック含む)という、はがき大サイズのモデル。EBR-S1MSは、幅102×奥行き70.5×高さ19.8mmで重量が約135g(同)という、名刺ケース大のモデル。二つ折り式のデザインで、キーボードの下にセンタージョグダイヤルを、左側面にメモリースティックROM専用スロットを備えている。EBR-S1MSはバックライトを搭載する。

EBR-120MS EBR-100MS EBR-S1MS
EBR-120MSEBR-100MSEBR-S1MS

特徴と、主な収録辞書は下記のとおり。

EBR-120MS:
幅広い用途に使える“バラエティモデル”。製品本体のメモリーに(株)岩波書店の『広辞苑 第五版』など国語系の辞書コンテンツを6つ収録する。同梱のメモリースティックには、(株)研究社の『リーダーズ英和辞典 第2版』など語学系の13の辞書コンテンツ、(株)日立システムアンドサービスの『マイペディア』や(株)時事通信社の『家庭の医学』など実用系の15の辞書コンテンツが収められている。
EBR-100MS:
検索機能(後述)を強化した“大型辞書モデル”。本体のメモリーに『広辞苑 第五版』など国語系の辞書コンテンツを6つ収録する。同梱のメモリースティックには、『リーダーズ英和辞典 第2版』など語学系の5の辞書コンテンツと、『マイペディア』が収められている。本体内蔵の辞書と、同梱するメモリースティック内蔵の辞書を行き来しながら検索することが可能(後述)。
EBR-S1MS:
“語学重視モデル”と位置付けている製品で、携帯性に名刺ケースサイズでバックライトを搭載する。本体のメモリーに『広辞苑 第五版』など国語系の辞書コンテンツを6つ収録する。同梱のメモリースティックには、『リーダーズ英和辞典 第2版』など語学系の20の辞書コンテンツ、(株)旺文社の『新ビジネスマナー事典』など実用系の7の辞書コンテンツが収められている。

3機種共通で、全12通りの基本的な検索機能を備えている。その内容は、前方一致検索/後方一致検索をはじめ、スペルの分からない英単語を発音で検索できる“カタカナ発音検索”、読み方の分からない漢字をパーツの読みを入力して検索できる“漢字パーツ検索”、分からない単語の一部に“※”を入力して検索できる“ワイルドカード検索”、入力した文字列に近い単語をリストアップする“あいまい検索”など。また、調べたい言葉や単語を複数の辞書から検索して調べることができる“マルチ(複数辞書)検索”、検索した単語の説明文で使用された単語に対してジャンプキーを使って別の辞書で検索できる“ジャンプ機能”を備える。さらにEBR-100MSのみ、“ハイパージャンプ”機能によって本体収録の辞書同士だけでなく、メモリースティック収録の辞書と連携して調べることが可能。

入力方式はローマ字/かな。そのほか共通の機能として、覚えたい単語300項目を記録できる“暗記帳”、オートパワーオフ、リジューム(しおり)機能などを備える。モノクロ液晶ディスプレーのサイズはEBR-100MS/120MSが約108×68mm、EBR-S1MSが約80×42mm。文字のサイズは、EBR-100MS/120MSは12/16/24ドット、EBR-S1MSは12/24ドットの中から選択できる。EBR-100MS/120MSの電源は単四形乾電池2本で、アルカリ電池の場合約150時間、マンガン電池の場合約55時間連続使用可能。EBR-S1MSの電源は単4形乾電池2本で、アルカリ電池の場合約160時間、マンガン電池の場合約60時間連続使用可能。

別売りのメモリースティックで58の辞書コンテンツを追加可能

辞書データ収録のメモリースティックROMとして、『ホームドクター&レジャー実用大宝典(BBEB-D002S)』『必携! ビジネスマン大選科(BBEB-D003S)』『必携! イングリッシュ大専科(BBEB-D004S)』『日本大百科全書 NIPPONICA Lite Pack』など8種類のオプション製品が発売される。これらのオプション製品に収録された辞書コンテンツは全部で58(重複を除く)。Windowsパソコン向けの辞書検索/閲覧ソフト『BBeB Dictionary Viewer for Windows』を同梱し、パソコンでも使える。 価格はいずれもオープンプライスで、編集部による予想販売価格は、製品によって1万円から1万5000円前後。

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