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NTT、PDAやデジタルカメラなどの携帯機器用ソーラー電源『ポケットエナジー』を5月に発売

2004年02月13日 23時29分更新

文● 編集部

日本電信電話(株)は13日、太陽電池を利用した携帯機器向けのモバイル電源の試作品を完成したと発表した。この試作品を基に、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ(株)が『ポケットエナジー』の名称で製品化し、5月に販売を開始する。

『ポケットエナジー』
『ポケットエナジー』

『ポケットエナジー』は、さまざまな機器に利用できる汎用性の高いソーラー電源。太陽光で発電する“発電ユニット部”と、“本体部”で構成され、本体部は、電力を蓄積する“蓄電池部”と、蓄電池の電力を各種の電圧/電流に変換する“電力変換部”で構成される。太陽電池で発電して本体部を充電して使用する。出力電圧は、対応機器に合わせたケーブルを本体に接続すれば自動設定(3.8~8.5V)されるようになっている。電源容量は最大10W。消費電力が通常で30~50Wのノートパソコン以外の主要なモバイル機器で利用できるという。内蔵する蓄電池の容量は約5Whで、携帯電話機の内蔵電池約2個ぶんに相当。500サイクル以上の寿命が期待できるとしている。また、従来の方式では困難だった晴れた日の北側窓面のような間接日照などの条件でも蓄電が可能という。

『ポケットエナジー』の適用機器
『ポケットエナジー』の適用機器

『ポケットエナジー』では、“極低電圧入力昇圧技術”と“ソフトウェア制御コンバータ技術”の2つの新技術が利用されている。“極低電圧入力昇圧技術”は、太陽電池の単セル(0.4V程度)から5Vなどの高い電圧に昇圧するための技術。太陽電池の単セルを直列につないで高電圧を得る従来の電源と異なり、太陽電池の一部に日陰ができたり、セルの1つが割れたりすると蓄電できなくなるという問題がないうえ、従来方式の約1.5倍(晴天時)の電力の蓄積が可能。単セルのため、自由に形を加工したり、表面にペイントを施したりといったことも行なえる。携帯電話機の電池1個ぶんを約2時間で充電できるとしている。“ソフトウェア制御コンバータ技術”は、ケーブルからの情報を基に、機器に適した電圧/電流で出力を自動設定する技術。新製品にすぐに対応でき、高効率/低ノイズで安全性を保持しながら最大10Wの電力を供給可能としている。

“極低電圧入力昇圧技術”
“極低電圧入力昇圧技術”

今後は、商用電源の利用が困難な遠隔モニタリング装置などへの応用を進めるとともに、昇圧回路モジュールの製品化も検討していくとしている。

なお、今回の製品化については、研究開発と事業化の間にあるギャップ“死の谷”を克服する目的のR&Dマネージメント改革“総合プロデュース機能”における最初のテーマのひとつであるとしており、携帯電源を“環境・エネルギー”分野の最初のテーマとして取り上げ、企画/推進してきたもので、発電部と本体部の分離、専用ケーブルによる出力自動設定、太陽電池パネルの2枚化、充電時間短縮などにより試作品を完成させ、NTT-ATからの販売を決定したとしている。

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