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米コダック、1371万画素の35mm判CMOSセンサー搭載一眼レフ『コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/n』を発表

2004年02月13日 17時43分更新

文● 編集部

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コダック(株)は13日、米イーストマン・コダック社が現地時間の12日、1371万画素の35mm判CMOSセンサーを搭載したレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ『コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/n』を発売すると発表した。2月中に米国などで出荷を開始し、日本国内では春に発売する予定。価格はオープン。

本体正面
『コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/n』

『コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/n』(以下DCS Pro SLR/n)は、現行機種の『コダック プロフェッショナル DCS Pro 14n(512MB)』とほぼ同等の性能を持つレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ。現行機種に比べ、有効約1371万画素(4536×3024画素)の35mmフルサイズCMOSイメージセンサーの撮影感度の幅が広くなり、ポートレート撮影で使われるISO 160~1600相当(RAWモード/JPEGではISO 160~800)に対応したほか、ノイズを低減する“ハイ パフォーマンス ロー ノイズ(HPLN)テクノロジー”を採用したことで、ISO 160~400までの画質を向上。これにより、婚礼写真や営業写真館などの業務用ポートレートをはじめとするコマーシャルのプロ写真家や、ハイエンドのアマチュア写真愛好家にも適しているという。最大60秒の長時間露光モードや、バッテリーの消耗を抑えるスリープ機能を搭載するほか、カードスロットのドアを閉じている状態でも画像の書き込み状況をビジーランプで確認できるようになっている。

レンズマウントはニコンのFマウントを採用。バッファーメモリーは512MBで、1350万画素のRAW画像では毎秒1.7コマで最大約19コマまで連続撮影可能。メモリーカードスロットはCFとSD/MMCのダブルスロットを搭載し、同時書き込みも行なえる。縦位置シャッターボタンを利用して縦位置で撮影した画像データをパソコンに取り込む際に、自動的に縦位置になるように回転させて表示する“オート オリエンテーション機能”なども搭載する。ファインダー倍率は約0.75倍(50mmレンズ使用時)で、視野率は約92%。モニター用の液晶ディスプレーは約13万画素の2.0インチ低温ポリシリコンTFT液晶を搭載。インターフェースはIEEE 1394を採用。ビデオ出力はNTSC/PAL切り替え式となる。ファームウェアによるアップグレードにも対応する。

電源はリチウムイオン充電池またはACアダプター。本体はマグネシウム合金製のコダックオリジナルボディーとなっており、サイズは幅158×奥行き89×高さ131mm、重量は約907g(本体のみ)。アプリケーションとして画像のブラウザーソフト『DCSフォトデスクVer3.3』と専用の制御ソフト『DCSカメラ マネージャーVer3.3』の2本が同梱される。

なお、これらは開発時の仕様のため、日本国内での発売時に変更になる可能性があるとしている。

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