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シャープ、パーソナルサーバー“Galileo”の新モデル『HG-02S』を発表──ザウルスとの連携を強化

2004年02月11日 23時21分更新

文● 編集部 新海宏一郎

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シャープ(株)は10日、都内で発表会を開催し、TVチューナーを内蔵し、保存した動画や音楽データ、ファイルなどを遠隔地から閲覧できるパーソナルサーバー“Galileo”の新製品『HG-02S』を発表した。価格はオープンプライス。編集部による予想実売価格は10万円前後。20日にから販売する。また、“Mebius”シリーズの新モデルも同時に発表された。詳細はこちらの記事を参照。

Galileo『HG-02S』
Galileo『HG-02S』

HG-02Sは、2003年1月に発表した『HG-01S』の後継機。本体にHDDとTVチューナーを内蔵し、ルーターユニットを搭載することで、ネットワーク内のパソコンや、外出先でHDDに保存されたTV番組やファイルなどを閲覧できるパーソナルサーバー。今回、HDDを160GBに増加させ、IEEE 802.11b/g対応の無線LANを搭載したほか、ザウルス(CL-C860/C760/C750)から専用ソフトを使用して本体に保存されているTV番組を視聴できるようになったのが特徴。

TVやパソコン、ザウルスなどから視聴できるHDDレコーダーの機能としては、電子番組表(ADAMS-EPG+)に対応しており、ネットワーク内のパソコンや外出先などから、携帯電話やザウルスなどを使って予約/変更/確認などが行なえる。録画したTV番組はMPEG-2で保存され、無線LANを経由して本体から離れた場所のパソコン(無線LAN機能が必要)などでも、専用ソフトの『Media Palette』を使用することで視聴可能である。また、ザウルスに専用の閲覧ソフト『Media Palette for Zaurus』を導入(HG-02SのHDDに収納されており、直接もしくはパソコン経由でザウルスに転送する)することで外出先からでも視聴可能(事前にMPEG-4に変換しておく必要がある)である。そのほか、本体のHDDにホームページを保存して外部に公開できる“ウェブサーバー”機能や、外出先のパソコンやザウルスから本体に保存されているファイルなどをダウンロードできる“ファイルサーバー”機能などを搭載している。“ウェブサーバー”“ファイルサーバー”機能を使用するにはシャープスペースタウンの“ダイナミックDNSサービス”を使用する必要がある。

主な仕様は、160GBのHDD、VHF/UHFの地上波、およびCATV対応のTVチューナーを内蔵するほか、通信機能として、10/100BASE-TXの有線LANポート/WANポート、IEEE 802.11b/g対応の無線LANを搭載する。インターフェースはUSB 1.1×1、PCカード×1(Type II)、ビデオ入出力×1、S-VIDEO入出力×1、音声入力×1、アンテナ入力×1(F型)を搭載する。録画時間は高画質モード(8Mbps)で約40時間、長時間モード(2Mbps)で約155時間となる。消費電力は最大約42W、待機時1.5W。本体サイズは幅342×奥行き260×高さ85mmで、重さは3.4kg。

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