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“Vポータル アイデアコンテスト授賞式”開催!魔裟斗と若槻千夏もコンテンツ作りにチャレンジ!

2004年02月07日 07時30分更新

文● 編集部 小板謙次

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第2回 Vポータル アイデアコンテスト授賞式

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は6日、“第2回 Vポータル アイデアコンテスト授賞式”を都内で開催した。“Vポータル”は同社が提供しているサービスで、固定電話や携帯電話からインターネット上にある音声コンテンツを楽しめる。今回のコンテストはVポータルでのコンテンツ展開を簡単に行うことができる支援ソフト『Vポータルエディター』で作成したオリジナルのコンテンツを応募するというもの。昨年の7月10日から11月30日までの募集期間の間に723件の応募があり、そのなかから10作品が選ばれた。また、このコンテストの様子はリアルタイムでブロードバンド配信された。



会場にはVポータルユーザーとしてK-1選手の魔裟斗さんとタレントの若槻千夏さんが登場会場にはVポータルユーザーとしてK-1選手の魔裟斗さんとタレントの若槻千夏さんが登場。授賞式のプレゼンテーターもつとめた
授賞式にあわせてオリジナルコンテンツを作ってきた2人
授賞式にあわせてオリジナルコンテンツを作ってきた2人。若槻千夏さんは『Chi-chanのラブラブ占い』、魔裟斗さんは『魔裟斗の元気の素』を作った。写真はVポータルエディターでコンテンツフローを考える若槻千夏さん

会場にはVポータルユーザー兼プレゼンテーターとしてK-1選手の魔裟斗さんとタレントの若槻千夏さんがかけつけた。若槻さんは「ロケの空き時間に使ってます」、魔裟斗さんは「暇な時間に使いますが、実際に使っていると時間があっという間に経ってしまいます。自動車のコンテンツは結構聞いてます。面白いですよ」などとコメントした。2人には今回の授賞式にあわせ、Vポータルエディターを使ってコンテンツを作ってもらっており、会場ではその作品が公開された。若槻さんが作ったのは『Chi-chanのラブラブ占い』。デートコースやメニューを選んでいくと、その日の恋愛運勢が恋愛指数として聞けるというもの。一方の魔裟斗さんが作ったのは『魔裟斗の元気の素』と題したもの。1から5の好きな番号を押すと、元気が出るメッセージを魔裟斗さんの声で読み上げてくれるというものだった。



「ロケに空き時間に使ってます」(若槻千夏さん)「暇な時間に使いますが、実際に使っていると時間があっという間に経ってしまいます。自動車のコンテンツは結構聞いてます。面白いですよ」(魔裟斗さん)

続いて入賞者の受賞式が開催された。IPサービス部の長谷部氏は「Vポータルは2年前の1月からサービスがはじまった。以来、200件以上のコンテンツが提供されている。2年足らずの間に増えた原因は、携帯電話などから簡単に利用できるだけでなく、情報提供をする人にとっても手軽にコンテンツを作れるということがあった思う。今回のコンテストでは作成ツールを利用して応募していただいたが、その意味で単にアイデアを応募するというコンテストではなかった」と挨拶。実用的で“使える”ユニークな作品が集まったと話した。

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)IPサービス部の長谷部氏
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)IPサービス部の長谷部氏

今回からグランプリと準グランプリは学生部門と一般部門に分けられた。またこれらの賞のほか、出版社6社による審査委員特別賞として朝日新聞社出版広告部賞、株式会社アスキー賞、株式会社公募ガイド賞、日経ゼロワン賞、株式会社毎日コミュニケーションズ賞、読売新聞社 YOMIURI PC編集部賞といった各賞も選出された。

一般部門グランプリに選ばれた安達隆さん
一般部門グランプリに選ばれた安達隆さん

一般部門グランプリに選ばれたのは安達隆さんの『禁煙学園』と題した作品。ゲーム感覚で禁煙を勧めるコンテンツだ。安達さんは「自分は煙草を吸わないが、今回は煙草を吸う人の立場になった考えた」「今では煙草を吸える場所も少なくなって喫煙者にとっては厳しい環境になっている。いつか自分も煙草を辞めたいと思っている方々のヒントになれば、きっかけになればと思って企画した」と受賞のコメントを述べた。選考理由について同社では「コンテンツ全体がひとつの学園になっていて、1講義目から7講義目まである。1講義目を聞いて電話を切ってしまったとしても、次にかけ直した時には2講義目から聞けるという非常によくできたコンテンツ」と講評。1時間目の最後のときに「最後のけじめの1本を」と勧める心憎い演出もあり、また厚生労働省の喫煙に関するデータも聞くことができるなどの点も評価された。



学生部門のグランプリに選ばれた原友里恵さん
学生部門のグランプリに選ばれた原友里恵さん

一方、学生部門のグランプリには原友里恵さんの『Let's be a detective』が選ばれた。ユーザーはアメリカ人の重要参考人を追いかける探偵になり、ゲーム感覚で英語を学びながら習得できるリスニングゲームだ。大学1年生の原さんは「英語は得意とまではいかないけど、とても好きです」とコメント。学生らしいコンテンツで、英語のリスニングコンテンツとしてVポータルの特徴をうまくとらえた点、クイズ形式で展開していくストーリー性が高く評価された。



受賞者
前列左から株式会社公募ガイド賞の松田定雄さん、日経ゼロワン賞の原清さん、学生部門ブランプリの原友里恵さん、一般部門グランプリの安達隆さん、一般部門準グランプリの和田光隆さん、読売新聞社 YOMIURI PC編集部賞の川田哲見さん。後列左から司会の浜尾朱美さん、朝日新聞社広告部賞の古市雅邦さん、若槻千夏さん、魔裟斗さん、株式会社アスキー賞の山崎晃資さん。このほか、(株)毎日コミュニケーションズ賞に川島清史さんが選ばれた
会場に来れなかった北海道・函館市の高校に通う大島孝子さんとは、テレビ会議システムを使って会場とやりとりがなされた
会場に来れなかった北海道の大島孝子さんとは、テレビ会議システムを使って会場とやりとりがなされた

なお、会場に来れなかった受賞者のなかには北海道・函館市の高校に通う大島孝子さんがいた。彼女との対話は会場と北海道・函館の自宅をNTT-IT(株)のテレビ会議システム“ミーティングプラザ”を利用した中継によって行なわれた。ちなみに大島さんは、学生部門準グランプリに輝いた。作品は『ケガ人アドバイザー』と題する治療法をアドバイスするコンテンツ。大島さんが所属しているパソコン研究部の友人が、一人暮らしのお年寄りの健康状態を心配していたことがコンテンツ制作のヒントになったという。受賞賞金の25万円の使い道について質問された大島さんは「パソコン研究部の人たちと焼肉を食べにいきたい(笑)」と回答した。同社では、「ちょっとした怪我をした時に誰に電話したらいいかわからない。そんな時にVポータルにかけてみようというお助けダイヤルになるのではないか」と講評している。

他の受賞者と作品などは以下のとおり。グランプリには賞金50万円、準グランプリには賞金25万円が渡された。



一般部門グランプリ
安達隆さん/受賞作『禁煙学園』
学生部門グランプリ
原友里恵さん/受賞作『Let's be a detective!』
一般部門準グランプリ
和田光隆さん/受賞作『オーガニックトレーサビリティーサービス』
学生部門準グランプリ
大島孝子さん/受賞作『ケガ人アドバイザー』
朝日新聞社出版広告部賞
古市雅邦さん/受賞作『お助け晩ごはん』
株式会社アスキー賞
山崎晃資さん/受賞作『機械式人生相談室』
株式会社公募ガイド賞
松田定雄さん/受賞作『障害者向け駅情報ガイド』
日経ゼロワン賞
原清さん/受賞作『BlackMusicinfomation』
株式会社毎日コミュニケーションズ賞
川島清史さん/受賞作『京都名所案内』
読売新聞社YOMIURI PC編集部賞
川田哲見さん/受賞作『IT短歌道場』

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