このページの本文へ

“Prescott”コア採用のPentium 4-3.0E搭載マシンが早くも登場!!

2004年02月04日 22時34分更新

文● 増田

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
Pentium 4-3.0E 「J4325」
“Prescott(プレスコット)”コアを搭載した「Pentium 4-3.0E」Machines製のPC「J4325」に搭載されての登場

 昨日3日に発表されたばかりの“Prescott(プレスコット)”コアを搭載した「Pentium 4-3.0E」が早くも秋葉原に登場した。といってもCPU単体の発売ではなく、eMachines製のPC「J4325」に搭載されての登場だ。現在販売を行っているツクモパソコン本店TSUKUMO eX.では実機のデモを行っている。価格は10万9800円(本体のみ)。



横から S-spec
ヒートスプレッダが若干厚めになっているようにも思えるS-specは“SL79L”となっている

 “Prescott”は、現行の0.13μmプロセスによる“Northwood”版Pentium 4の後継となる新CPUだ。従来のモデルの2倍にあたる、1MBの2次キャッシュを搭載しているほか、1次キャッシュも8KBから16KBに増量されている。また13の新命令セット“SSE3”の内蔵、セキュリティ機構“LaGrande”に対応、かけ算命令(imul)の高速化、ライトコンバイニングバッファの増設など“Northwood”と比べてさまざまな強化が施されている。そのほか、FSB800MHzで対応チップセットがi875P/i865PE/i865Gなどといったところに変更点はない。
 なお、“Prescott”の特徴とパフォーマンスの検証などは「【最新パーツ性能チェック(Vol.22)】いよいよプレスコット登場(PART1)!注目の性能とSSE3効果を速攻チェック!」に詳しいので、そちらを参照していただきたい。



写真2キャプション 写真2キャプション
S-spec(右)とキャッシュ容量(左)。従来のモデルの2倍にあたる、1MBの2次キャッシュを搭載しているほか、1次キャッシュも8KBから16KBに増量されているのがわかる

 「J4325」に搭載されているCPUを確認してみると“3.00GHZ/1M”などという表記のほか、S-Specは“SL79L”となっているのが確認できる。これはIntelのサイトによれば、間違いなく「Pentium 4-3EGHz」となっている。ちなみに2.8EGHzは“SL79K”、3.2EGHzは“SL7B8” 、3.4EGHzは“SL7B9”となる。



ヒートシンク ポップ
実際に装着されているヒートシンクには、これといって目立った点は見当たらなかったコストパフォーマンスをウリにする同社らしい値段といえるだろう
“E”を追加 写真2キャプション
発売当初は“Prescott”と気付かず、急きょ型番に“E”を追加したとのこと「J4325」はごく普通の“i865G”搭載モデルといった構成だ

 今回発売されたeMachines製「J4325」は、他社製PCも含めて“Prescott”版Pentium 4を搭載した初の製品だ。マザーに採用するチップセットはVGA機能内蔵の“i865G”で、拡張スロットはAGP×1、PCI×3、DDR DIMM×4といった構成。「Pentium 4-3.0E」以外の主なスペックは、メモリが512MB(256MB×2)、HDDが250GB、光学式ドライブが4倍速対応DVD±RWドライブなどとなるほか、8in1メディアリーダーも装備。電源は300Wのものを使用している。価格は冒頭でも触れたように、本体のみで10万9800円。さすがにコストパフォーマンスをウリにする同社らしい値段といえるだろう。
 一方のCPU単体の発売についてだが「発表自体はすでに終えているのでいつ発売となってもいい状況」ということだが、未だに正確な日時は決まっていないようだ。



【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ