ATXフォームファクタの“RADEON 9100 IGP”搭載マザーボード「P4R800-V Deluxe」 |
ASUSTeKからATXフォームファクタの“RADEON 9100 IGP”マザーボード「P4R800-V Deluxe」が登場した。この製品は、すでに発売されているMicro ATXモデル「P4R800-VM」に続く製品で、同チップを搭載したマザーとしては初のSerial ATAコネクタを搭載するなど、豊富なオンボードインターフェイスが特徴だ。
同チップを搭載したマザーとしては初のSerial ATAコネクタを搭載する | 同社が“ASUS LAT”と呼ぶ、最新機能に対応したMarvellチップによるギガビットイーサを搭載しているのも特徴 | |
拡張スロットはAGP×1、PCI×5、DDR DIMM×4のほか、同社独自の無線LANカードスロットWiFiも装備 | “RADEON 9100 IGP”による高機能な内蔵VGAが使用できるのは言うまでもない |
そのSerial ATAコントローラチップには、先日発売された“SiS 655TX”搭載マザー「P4S800D-E Deluxe」で初お目見えとなった“SiS180”を採用し、2ポート装備するSerial ATAコネクタはRAID 0/1/0+1までサポートされている。ほかにIEEE1394、6チャンネル対応サウンドを装備するほか、同社が“ASUS LAT(LAN Acceleration Technology)”と呼ぶ、最新機能に対応したMarvellチップによるギガビットイーサを搭載しているのも特徴だ。これは、同社サイトによると「ノースブリッジからLANをダイレクトに制御することでサウスブリッジのボトルネックを解消し、ギガビットLANの転送速度を効率UPさせる機能」というものだが、具体的な効果などは不明。そのほか、“RADEON 9100 IGP”による高機能な内蔵VGAを使用できるのは言うまでもないだろう。
拡張スロットはAGP×1、PCI×5、DDR DIMM×4のほか、同社独自の無線LANカードスロットWiFiも装備、CPUも“Prescott”対応をうたっている。マニュアル記載の主なオーバークロック機能としては、FSBが100~266MHzの間で設定可能なほか、CPUコア電圧が1.525/1.550/1.575/1.600/1.625vの中から、メモリ電圧がAuto/2.5/2.6/2.7/2.8Vの中から、AGP電圧がAuto/1.5/1.6vの中からそれぞれ選択可能という記述がみえる。価格はクレバリー1号店で1万4979円、スーパーコムサテライトで1万5400円、高速電脳とPS/PLAZA WAKAMATSUで1万5800円となっている。同チップを搭載した他の製品と比べるとやはり価格は高くなっているが、“RADEON 9100 IGP”搭載マザーでは現在もっとも多機能ということで人気を呼びそうだ。
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