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PFU、ADFの回転/スライド機構を搭載したA3両面カラースキャナー『fi-5750C』を発売

2004年01月20日 20時17分更新

文● 編集部

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(株)ピーエフユーは20日、“FUJITSUイメージスキャナfiシリーズ”の新製品として、ADF部分の回転/スライド機構を搭載したA3両面カラースキャナー『fi-5750C』を発表した。価格は110万円。同社と富士通(株)、富士通グループ各社が30日に販売を開始する。受注開始は21日。

『fi-5750C』
『fi-5750C』

『fi-5750C』(FI-5750C)は、ADF(オートドキュメントフィーダー:自動給紙装置)の回転(180度)/スライド(左右)機構を搭載したA3サイズ両面同時読み取りタイプのカラースキャナー。ADF部分の回転/スライド機構を搭載したA3両面カラースキャナーは世界初という。この機能に加え、重送(マルチフィード)を検出するための超音波マルチフィードセンサーを搭載したことにより、さまざまな種類の用紙サイズや異なる厚さの用紙の混在に対応したのが特徴。ADFだけでなくフラットベッドスキャナーとしての機能も搭載する。光源には白色冷陰極蛍光放電管を採用し、イメージセンサーはCCD×3(表/裏/フラットベッド)を搭載。光学解像度は600dpiで、24bitカラー/8bitグレースケール/2値に対応する。

読み取り速度は、A4用紙の場合、解像度が600dpiで毎分30枚/60面、200dpi/300dpiで毎分55枚/60面。読み取り範囲は、ADFでは最大A3(11×17インチ)/最小A8(縦)、フラットベッドではA3(12×18インチ)で、863mmの長尺にも対応する。ADFには200枚(55kg用紙)までセットできる。独自機能として、原稿の種類などに応じて白黒2種類の“原稿裏あて”(background)を自動で切り替える機能を搭載したことで、“自動用紙サイズ切り出し機能”や、“傾いて挿入した原稿の画像を補正する“自動斜行補正機能”にも対応したという。

インターフェースはUltra SCSIとUSB 2.0を搭載する。電源はAC100~240Vで、ACアダプターを利用する。消費電力は最大216W。本体サイズは幅690×奥行き500×高さ342mm、重量は約35kg。製品には、USBケーブル(長さ2m)、スタッカー、ADF給紙シュート、TWAINドライバーソフト、ISISドライバーソフト、イメージキャプチャーユーティリティーソフト『ScandAll21』『Quick Scan Pro』が付属するほか、アドビシステムズ社のPDF作成ソフト『Adobe Acrobat 6.0 Standard 日本語』(Windows版)が同梱される。

同社では、今後3年間で2万台の販売を目標としている。

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