東芝ソリューション(株)は15日、英日/日英翻訳ソフトの最上位版となる『The翻訳プロフェッショナルV9.0』を2月13日に発売すると発表した。176万語の辞書のほか、新機能“セレクトコーパス翻訳機能”を標準で搭載し、“翻訳メモリ”機能などを強化したのが特徴。価格は8万5000円。併せて、『The翻訳 英日専門用語辞書V5.0』、『The翻訳 日英専門用語辞書V5.0』、『英日/日英特許翻訳オプションV4.0』、『The翻訳プロフェッショナルV9.0スーパー』も発売する。価格は、The翻訳 英日専門用語辞書V5.0とThe翻訳 日英専門用語辞書V5.0が各3万8000円、英日/日英特許翻訳オプションV4.0が9万8000円、The翻訳プロフェッショナルV9.0スーパーが12万3000円。
 | 『The翻訳プロフェッショナルV9.0』 |
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『The翻訳プロフェッショナルV9.0』は、従来製品より26万語多い176万語の辞書(英日90万語、日英86万語)を搭載したほか、新機能として“セレクトコーパス翻訳機能”を搭載したのが特徴。“セレクトコーパス翻訳機能”は、翻訳したい分野の文書を登録することで、翻訳時に登録文書中にある用語や表現を参照して適切な訳語を出力する機能。登録する文書は英日翻訳なら日本語、日英翻訳なら英語となり、日本語と英語のペアでなくてよいため、参考にする文書を集めやすいという。“翻訳メモリ”は、過去に登録した翻訳文から類似文を参照することで翻訳作業の効率を高める機能で、V9.0では、機能強化として、原文と訳文のファイルが異なっていても自動的に文の対応付けを行なうようにしたほか、修正と登録を行なうための専用エディターを搭載した。そのほか、Microsoft Office 2003などの最新のアプリケーションに対応するとともに、インターネットを利用した自動アップデートサービスにも対応した。新辞書ダウンロードサービスは3月に開始するとしている。
翻訳機能は、対話翻訳、ウェブブラウザーに対応した“ブラウザ翻訳”、メール翻訳、ニュース翻訳、チャット翻訳、ファイル翻訳、クリップボード翻訳、フレーズ翻訳ほかを搭載し、独トラドス社のプロ向け翻訳ソフトに対応した“TRADOSエクスポートデータ翻訳”もサポートする。
対応機種はPC/AT互換機。対応OSはクライアントがWindows 98/98 SE/2000 Professional/2000 Server/XP、辞書共有サーバーがWindows 2000 Server/Windows Server 2003。対応アプリケーションは、ウェブブラウザーがInternet Explorer 5.0(SP2)以降、Netscape Communicator 4.5～4.78、Netscape 7/7.1、OPERA 6.01～6.05/7.0～7.11、メールソフトがOutlook 97～2003、Outlook Express 5.x/6.0、Netscape Messenger 4.5～4.78、Lotus Notes 5.0、EUDORA Pro 4.0、EUDORA 5.0、Becky! V1.0～2.0、チャットツールがNetMeeting 3.0、Windows Messenger 4.0、ICQ 2000a～20002a、AOL Instant Messenger 4.1、オフィスソフトがWord 97～2003、Excel 97～2003、PowerPoint 97～2003、FrontPage 2000/2002、Access 2000/2002、一太郎 11～13、秀丸エディタ V3.x、FrameMaker 7.0、Adobe Acrobat 5.0/6.0ほか。ViaVoiceやLaLaVoiceなどの音声認識ソフトにも対応する。参照可能な電子辞書はEPWING Ver.2.0準拠の製品。
『The翻訳 英日/日英専門用語辞書V5.0』は、英日/日英それぞれ約220万語の辞書を収録した専門用語辞書。従来製品に“産業技術”分野を追加した19分野を収録する。『英日/日英特許翻訳オプションV4.0』は、特許用語を7万5000語、特許固有の翻訳メモリを3000文、The翻訳専門用語辞書V5.0(英日版/日英版)を収録したパッケージ。The翻訳プロフェッショナルV8.0以降で利用できる。『The翻訳プロフェッショナルV9.0スーパー』は、The翻訳プロフェッショナルV9.0と、The翻訳 専門用語辞書(英日版/日英版)をセットにしたパッケージ。
