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日立製作所、インターネットアプライアンス“FLORA-ie 55mi”の新モデルを発売――Windows XP Embedded搭載モデルも

2004年01月16日 21時11分更新

文● 編集部

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(株)日立製作所は16日、タッチパネルを搭載し、IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能を内蔵したユビキタス情報端末“日立インターネットアプライアンス FLORA-ie 55mi(ゴーゴーミー)”の新モデルとしてOSの異なる3モデルを19日に発売すると発表した。ラインアップは、512MBのコンパクトフラッシュ(CF)ROMとWindows XP Embeddedを搭載した『PC9NR3-Z9A65K010』、20GBのHDDとWindows 2000 Professionalを搭載する『PC9NR3-0AA6JK011』、128MBのCF ROMとMidori Linuxを搭載した『PC9NR3-J9A44K010』の3モデル。価格は、『PC9NR3-Z9A65K010』が23万8000円、『PC9NR3-0AA6JK011』が23万6000円、『PC9NR3-J9A44K010』が15万2000円。カスタムメイドに対応する。19日に出荷を開始する。

“FLORA-ie 55mi”(NR3)本体
“FLORA-ie 55mi”(NR3)

PC9NR3-Z9A65K010』は、256MBのRAMと512MBのCF ROMを搭載し、OSに組み込み用のWindows XP Embedded SP1を採用したモデル。HDDを搭載しないことから従来のパソコンの約3倍の耐衝撃性を持つのが特徴。抵抗膜式タッチパネル付きの10.4インチTFT液晶ディスプレー(800×600ドット26万色表示)を搭載する。CPUには米トランスメタ社の“Crusoe”TM5500-667MHzを採用し、SoundBlaster Pro互換のサウンド機能、PCカードスロット(Type II×1、CardBus対応)、CFカードスロット(Type II)×1、USB 1.0×2などを装備する。本体はファンレス構造による静音化が図られており、サイズは幅294×奥行き223×高さ31mm(最薄部27.5mm)。電源はリチウムイオンバッテリーまたはDC16V、AC100V。バッテリー駆動時間は最大約3.7時間(JEITA測定法1.0)。

PC9NR3-0AA6JK011』は、CF ROMの代わりに20GBのHDDを搭載し、OSをWindows 2000 Professional(SP4)を搭載したモデル。文字入力にはバーチャルキーボードと手書きに対応した文字認識ソフト『てが~る』を利用できる。そのほかの基本仕様はサイズを含め『PC9NR3-Z9A65K010』と同等。バッテリー駆動時間は最大約3.1時間となる。『PC9NR3-J9A44K010』は、『PC9NR3-Z9A65K010』から、メモリーを128MB、CF ROMの容量を128MB、OSをMidori Linux(Kernel 2.4.19)に変更したモデル。バッテリー駆動時間は最大約3.3時間。

同社では、本体のみで店舗のサービス端末や営業支援用のモバイル端末として利用できるだけでなく、クレードルを利用して店舗やキッチンでの情報端末に利用したり、アームを利用してベッドサイドなどでの可動スクリーンとして利用したりできるほか、壁掛け、あるいは医療/介護用ヘルスケア端末として“首掛け”などにも利用できるとしている。

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