エルピーダメモリ(株)は13日、量産出荷に対応した2GBのDDR2レジスタードDIMM(Dual Inline Memory Module)の出荷を開始したと発表した。サーバー向けの製品で、本格的な市場投入は第2四半期の予定。
『EBE21RD4ABHA-4A-E』 |
同製品は、0.11μmプロセスで製造された512MbitのDDR SDRAMを独自技術で2段に積層した新開発の積層BGA(Ball Grid Array)パッケージを、JEDEC準拠の240ピンDIMMに36個搭載したもの。厚さは4.8mmで、BGA積層時の配線長を最適化することで677Mbpsの動作に対応可能であることから、2003年11月に発表した従来製品より、薄型化/高速化に対応した量産モデルとして出荷しているという。データ転送レートは毎秒4.3GB(デュアルチャネル構成では毎秒8.6GB)。電源電圧は1.8V。製品は完全鉛フリーとなっている。
積層BGAパッケージ |
ラインアップは、クロック周波数が266MHzの『EBE21RD4ABHA-5C-E』(DDR2-533 4-4-4)、200MHzの『EBE21RD4ABHA-4A-E』(DDR2-400 3-3-3)と『EBE21RD4ABHA-4C-E』(DDR2-400 4-4-4)の3品種。モジュールサイズは幅133.35×奥行き30.00×高さ4.80mm。