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【2004年年頭挨拶ニュースリリース】伊藤忠テクノサイエンス(株)代表取締役社長岡崎友信氏

2004年01月05日 20時35分更新

文● 編集部

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2004年 年頭挨拶概要:マネジメント力で第二期IT時代の波に乗れ!

IT時代がインターネットにより本格化し、「IT元年」と言われたのは1995年のことでした。それからの10年間において、「オープン化、分散化」を刺激剤として第一期IT時代の波が起こり、ITバブルと呼ばれた絶頂期を迎え、その後、その崩壊を経て、近年は今ひとつ盛り上がりに欠ける状況が続いています。その間起きた現象としては、一つはテクノロジーの著しい進化がありました。

また、もう一つの流れとしては、ITを駆使する側の企業に変化が生じてきたことがあげられます。つまり、単に情報システムコストを削減することや人員削減のみを目的とするのではなく、経営に対し付加価値を加える手段としてITを活用する企業が増加し始めています。

2004年、最初のIT時代の大きな波のうねりが起こってから約10年間経過した本年、第二の新しいITの波が起こるのではないかと思っています。欧米はもとより長らく低迷した日本の経済成長もプラス持続が確かなものとなりIT投資拡大への期待が膨らんでいるからです。また、ITそのものが各企業の付加価値創造に対してますます重要度を増し、まさに企業経営のキーになる時代に突入すると考えるからです。IT活用が同業他社との大きな差別化要因となるわけです。文字通り、'Technology is Management.'の時代の到来と言えるでしょう。「即ち、ビジネスチャンスは大いにあり!!」と言うことです。

そこで、我がCTCはどうするべきかということになります。
各企業が世界市場でしのぎを削る時代、ITが競争を勝ち抜く重要なキーになります。CTCとしては、お客様の経営に如何に貢献するのかという視点で、お客様と一緒に、まさにパートナーとして共同作業をする姿勢で取り組む必要があります。納期内、予算内にて価値あるサービスを提供するのはもちろんのこと、お客様に付加価値創造という成果を享受してもらえるベストソリューションを提供することを肝に銘じることが重要です。

そのためには、上記対応を可能とする最新テクノロジーの確保と人材が必要となります。その人材とは、エンジニアリング力は当然必要ですが、これからは、それに加えてマネジメント力が重要となってくるでしょう。社内的には、CTC工場のパフォーマンスを強化する上で一層のマネジメント力向上が求められます。また、社外的にはプロジェクトの立ち上がりから運用・保守に至るまでお客様に満足してもらう様に責任をもって完遂させられるITライフサイクルマネジメント力が必要なのです。エンジニアリング力及びマネジメント力向上のため、本年も人材活性化に対して積極的に投資を増やしていきます。

上記を実行することにより、これからの第二期IT時代の波にしっかりと乗り、2004年を躍進の年とするべく、各自一人ひとりが一層気を引き締めて業務にあたることが重要です。

以上

(用字用語は原文のまま)

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