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【2004年年頭挨拶ニュースリリース】(株)CSK代表取締役会長青園雅紘氏

2004年01月05日 17時36分更新

文● 編集部

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2004年 CSK会長年頭ごあいさつ

「新たなサービスの創造をめざして」

新年明けましておめでとうございます。
年頭にあたりまして、CSKグループを代表し、一言ごあいさつを申し上げます。

CSKグループは、お客さまのシステムの「ライフタイムのフルサポート」をスローガンとして掲げ、「ITをコアとし、お客さまの生産性向上に貢献し続けるサービス」を事業テーマとして取り組んでおります。情報化社会の進展の中で、特にインターネットの登場により、今やITは、電力や輸送機関のようなあらゆる事業活動になくてはならないもの、いわば1つのインフラへと変貌しました。それに伴い、ITサービスの事業領域は、従来のバックオフィスのサポートからお客さまの本業そのもののサポートへと拡大しました。一方で、長引く国内景気の低迷は、これまで聖域と言われていたIT投資をも縮小させ、絞込みや先送りが顕著になり、企業の関心をTCOの削減やROIへと向けることとなりました。
そのような環境変化の中で、CSKグループは、システムのライフタイム全体を適正なコストで最適化したいというお客さまのニーズに対応するため、システム構築からシステム運用、さらに業務運用までをフルラインで提供できる体制を整備してまいりました。システムの構築から運用までを一体としてサービス提供するITO事業(ITアウトソーシング事業)と、システムの周辺にあるプロセスサービスやコンタクトセンター等の業務運用サービスを提供するBPO事業(ビジネス・プロセス・アウトソーシング事業)を2つの柱として、新たな、より高い付加価値を生み出すサービスの創造をめざしてまいります。

日本経済全般に目を向けますと、長引く不況の中、大企業においては製造業を中心に明るい兆しが見え始めたものの、先行きは依然として不透明であり予断をゆるさない状況にあります。ITサービス業界においても、企業のコスト意識の高まりとともに価格競争が激化しており、右肩上がりの成長を続けてきた同業他社の業績も、まだら模様が目立つようになってまいりました。ITサービス業界も遂に優勝劣敗という新たな競争の時代に入りました。勝ち組企業に業界の収益が集中する寡占化は既に始まっており、優れた企業のみが生き残れる淘汰の時代がやってきたということを実感しております。このような事業環境の中、グループの事業をBtoBへ絞り込み、グループ内に重複する事業の整理統合をすすめ、グループにまたがる幅広い経営資源を柔軟に活用するために擬似持株会社制とも言える経営機構改革を行ってまいりました。今後は「安定した経営基盤の確立」と「徹底した収益の追求」の2つをキーワードに、さらなる体質強化に向けグループの経営を推し進めてまいります。

CSKは創業以来「サービスこそわが社の命なり」を社是として掲げております。今一度サービス業の原点に立ち返り、多様化・高度化するニーズにすばやく対応し、お客さまの生産性向上に貢献し続けるサービスを提供することこそCSKグループのサービスであると認識し、社業に邁進してまいりたいと存じます。

本年もよろしくご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

(用字用語は原文のまま)

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