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Revio KD-510Z

Revio KD-510Z

2004年01月12日 01時30分更新

文● アスキー PC Explorer編集部・美和 正臣

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Revio KD-510Z

コニカミノルタ

オープンプライス(実売価格:6万円台前半)

『GOOD』
  • 500万画素機が6万円台前半で購入可能。
  • また、撮影時に彩度やコントラストなどの画像設定ができるので、こだわった絵作りが可能。
『BAD』
  • 撮影時に絞りが2段階しか選択できないのは残念。
  • また、メモリスロットに2つメモリを差すと、取り出しにくいのが難点。
調光可能な内蔵フラッシュ
【調光可能な内蔵フラッシュ】 マニュアル撮影だと、±1段で5段階の調光が可能だ。フラッシュを利用すると、被写体が白トビする場合は重宝するはずだ。/【緑色に光るイルミネーション】 起動時とタイマー撮影のときには、この部分(レンズ下部)の緑色のLEDが光る。イメージとしては『ナイトライダー』(古っ!)だ。/【光学3倍ズームを搭載】 35mmカメラ換算で39~117mmの光学3倍ズームを搭載。起動は速く、前面のレンズバリアを開けてから約1.3秒で撮影が可能だ。
メディアスロットはデュアル
【メディアスロットはデュアル】 510で利用できるメディアはSDメモリカードとメモリースティックの2種類。両方のスロットにメモリを挿入しておくと、片方の撮影容量がなくなると、自動的にもう片方のメモリに記録してくれる。

 コンパクトデジカメ最高峰の500万画素CCDを搭載したモデルには、どのメーカーも3つのこだわりが込められている。1つが、撮影画像が美しいこと。2つ目がマニュアル撮影機能が充実しており、使いやすいと感じてもらえること。そして最後に、末永く使ってもらえるように、飽きのこない、堅牢なボディデザインであることだ。今回紹介するコニカの「Revio KD-510Z」(以下、510Z)は、これら3つの要素を絶妙なバランスで取り込んだモデルである。



ボディカラーはシルバー
【ボディカラーはシルバー】 前モデルのKD-500Zはガンメタリックだったが、510Zではシルバーを基調にした落ち着いたデザインとなっている。
カスタムモードにより“撮り歩き”がさらに快適に!
カスタムモードにより“撮り歩き”がさらに快適に! コニカ「Digital Revio KD-500Z」レビュー。写真をクリックすると当該レビュー記事に移動します。

 同社には「KD-500Z」という同筐体のモデルがあるが、510Zはこのモデルのマイナーバージョンアップにあたる。変更点は多岐にわたるが、特にマニュアル撮影の機能を強化したことが挙げられる。例えば、マニュアル撮影に関しては、マニュアル露出モードの搭載や露出補正を±0.6EVから±1.5EVに変更した。また1/2秒以上のシャッタースピードでは自動的にノイズリダクション機能が動作するようになり、新たに搭載されたコントラスト設定やシャープネス設定を併せれば、より印象的な色使いの画像を撮影可能になった。撮影関連はこれだけではない。フラッシュ光量設定が可能になったため、今まではフラッシュ光が強くて被写体が白トビしてしまう状況でも、適切な光量で撮影できる。デジカメのフラッシュは利用することが多いので、この改良はうれしい。



必要最低限のボタン配置
●【必要最低限のボタン配置】 撮影にいちばん利用する機能だけを、背面のボタンに割り当てている。液晶の追従速度も悪くない。

 起動時間は約1.3秒とほとんどストレスを感じない。背面の十字ボタンがやや小さいため、男性の指では操作しにくいが、搭載されている機能に関しては不満はない。実売6万円台前半で入手できる500万画素機としては、大変お買い得なモデルと言える。

やや使いにくい十字ボタン
【やや使いにくい十字ボタン】 510Zで唯一不満なのが、この十字ボタン。男性の指では操作しにくい。もうふた回りほど大きくなれば、使いやすくなるはずだ。次期モデルではぜひ改良してもらいたい。
Revio KD-510Zの主なスペック
製品名 Revio KD-510Z
CCD 1/1.8インチ536万画素
レンズ 35mmカメラ換算39~117mm、F2.8~4.9
シャッター 15~1/2000秒
露出モード プログラム、マニュアル
記録メディア SDメモリカード、メモリースティック
バッテリ 専用リチウムイオンバッテリ
サイズ 94(W)×29.5(D)×56(H)mm、200g

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