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お宝発見!あの“440BX”を搭載した“新品”マザーボードが販売中!

2003年12月06日 00時00分更新

文● 増田

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「6BJM0」
Chaintech製の「6BJM0」

 Intel製チップセットの中で名作の誉れ高いチップといえば、やはり“440BX”。最近自作を始めたばかりのライトユーザーにとっては「なにそれ?」といったチップだろうが、あの信頼性の高さと安定感を体験したことのあるユーザーならば“あの名作をもう一度”と思ってしまうところだろう。そうしたユーザの声に応えて、なんとアークが入荷してしまった。しかも“新品”である。



440BX 拡張スロット
Pentium用のIntel製チップセットの中で、名機の誉れ高いチップといえばやはり“440BX”ISAスロットは2本も装備、5本あるPCIと併用すれば拡張性はばっちりである
ブラケット メモリスロット
USBが付いているのはうれしいメモリスロットは全部で4本装備しているが、もちろんECC SDRAM対応で最大容量は1GBまで

 同店が販売を開始したのは、Chaintech製の「6BJM0」というSocket 370 FC-PGA対応のATXフォームファクタの製品。チップセットの正式名称は“Intel 82440BX”となる。「懐かしいなぁ」などと店員と話ながら仕様の方を確認してみると、拡張スロットはAGP×1(2xまで対応)、PCI×5、さらにISA×2本も装備と、拡張性はばっちりである。ISAのサウンドカードやLANカードがもったいなくて捨てられなかったといったヘビーなユーザーにとっては、まさに「持っててよかった…」と泣ける構成だ。
 メモリスロットは全部で4本装備しているが、もちろんSDRAM対応で最大容量は1GBまでとなる。なお余談だが、SDRAMは現在かなり値上がり中という状況。新たに購入するとなると、かなり痛い出費となるのは覚悟しておいたほうがよいだろう。また、HDDはSerial ATAに移行しようとしているこの御時世に、当然Ultra ATA/33までの対応である。



Socket 370 マニュアル
対応CPUはFSB 66/100MHzベースのSocket 370CPUということになり、マニュアルにはPentium III-700MHzまでと書かれているマニュアルには、懐かしいインターフェイスの文字が並ぶ
パッケージ

 肝心の対応CPUはFSB 66/100MHzベースのSocket 370CPUということになり、マニュアルにはPentium III-700MHzまでと書かれている。それ以降のクロック/コアへの対応に関しては店員いわく「いかにFSB 100MHzベースのCPUとはいえ、1GHzオーバーのCPUを使用するのはいろんな意味で危険」とのこと。そのほか、オンボードインターフェイスにUSB(当然これもUSB1.1)が付いているのはうれしいところだが、サウンドやイーサネット機能などはもちろんない。
 今回、なぜ入荷に踏み切ったのかというと「意外に法人関連から“440BX”マザーの在庫に関する問い合わせが多い」というのが大きな理由のようで、おそらくは保守/交換用パーツとしての需要がいまだにあるということなのだろう。もちろん、店頭でも販売しているので、この機会に眠っていたパーツ達を使ってPCを復活させるのも悪くはない。価格は9800円となっている。



【取材協力】

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