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NTT東日本、“フレッツ・ADSL モアII”などの下り伝送速度を最大約40Mbpsに高速化

2003年11月19日 17時35分更新

文● 編集部

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東日本電信電話(株)は19日、定額制ADSL接続サービス“フレッツ・ADSL モアII”“フレッツ・ADSL IIアドバンスドサポート”“フレッツ・ADSL ビジネスタイプ”において、下りの最大伝送速度を従来の約24Mbpsから約40Mbpsに高速化すると発表した。同日付けで総務大臣に料金の届け出を行なった。

下り伝送速度と伝送損失
“フレッツ・ADSL モアII”の下り伝送速度と伝送損失の関係(目安)

下り伝送速度の高速化は、NTT東日本の収容ビル内のADSL装置の機能拡張と、対応したADSLモデルを利用するもので、高速化技術には下りの周波数帯域を2.2MHzから3.75MHzに拡張する“クワッドスペクトル”を採用する(技術上は最大約44Mbpsが可能だが、アマチュア無線への干渉対策で約40Mbpsとなる)。速度の向上が見込まれるエリアは、伝送損失が約20dB以下のエリアで、それを超える場合は24Mbps対応のADSLモデルの利用を推奨するとしている。

月額利用料は、フレッツ・ADSL利用料は従来通り(フレッツ・ADSL モアIIの電話共用型が月額2750円など)で、新たに40Mbps対応モデム利用料がメニューに追加される。40Mbpsモデム利用料は、フレッツ・ADSL モアIIの電話共用型が月額540円で、ADSL専用型、フレッツ・ADSL モアIIアドバンスドサポート、フレッツ・ADSLビジネスタイプは月額490円(24Mbps対応モデムより50円プラスとなる)。高速化に伴う契約料や工事費の改定はないという。なお、“フレッツ・ADSL モアII”のユーザーが、ADSLサービスを下り約40Mbpsの伝送速度で利用するには、モデム変更の申し込みが必要となる。事前申し込みの受付開始は21日で、提供開始は12月17日。提供地域は、サービス開始時が、東京都(23区内12区と50市1町)、神奈川県(横浜市/相模原市)、千葉県(千葉市/浦安市など12市)、埼玉県(さいたま市/所沢市など12市)で、以後、順次拡大する。今後の高速化に関する提供地域や時期などの情報は決まり次第発表するという。

今回の高速化に伴うADSL装置の機能拡張によりサービスが一時中断するという。具体的な実施日時などの詳細は“フレッツ工事故障情報”などに掲載するとしている。

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