このページの本文へ

日本IBM、システム統合検証施設“東京Network Innovation Laboratory”を開設

2003年11月18日 20時23分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本アイ・ビー・エム(株)は18日、“東京Network Innovation Laboratory(以下、東京NIL)”を、19日に日本IBM箱崎事業所内に開設すると発表した。東京NILは、システム統合に向けたアプリケーションの稼動確認などを行う検証施設で、同社として初めてのシステム統合検証施設。まずは通信サービス業界を対象とするとしている。通信サービス業界を対象とする背景については、第3世代携帯電話など新しい技術の導入や、利用者の多様なニーズに対応するサービスメニューの拡充などに伴い、ビジネス・プロセス、アプリケーション間の連携も複雑になっており、運用・保守を含むシステム総コスの増加、新サービスの市場投入にも時間がかかることが課題となっており、システム統合を望む声が寄せられていたとしている。

東京NIL東京NILを活用することで、大規模で複雑なシステムを少ないリスクでより早く構築することができ、リソースの最適化、収益の最大化、新しいサービスの迅速な市場投入が可能になる。NIL施設内には、薄型ラック型IA(インテル・アーキテクチャー)サーバー『IBM eServer xSeries 345』10台をはじめ、IBMのUNIXサーバー16台、IBMの高性能ストレージ製品『IBM Enterprise Storage Server』などを配備。また他社製のサーバーやストレージ製品を用意し、オープンな環境下での異機種混合型のシステム検証も可能。また、『IBM WebSphere』や『IBM DB2』を用意し、通信サービス業界向けソフトウェアとの連携処理や検証作業を行うことが可能。Linuxを使用した検証環境も試験導入しており、今後も環境の拡充を図っていく。

カテゴリートップへ