冷却ファンは、同社オリジナルデザインと思われるものを採用 |
BFG Technologiesという日本国内では聞きなれないメーカーから“GeForce FX 5950 Ultra”と“GeForce FX 5700 Ultra”を搭載したビデオカードが発売された。どちらの製品も装備している冷却ファンは、同社オリジナルデザインと思われるものを採用している。
“GeForce FX 5950 Ultra”搭載の「ASYLUM GeForceFX 5950Ultra」 | カード上部に出ているパイプなどから、おそらくヒートパイプを採用していると思われる | |
厚みはそれほどないものの、ブラケット部は2スロット使用するタイプとなっている | 「BFG Technologies」というメーカの製品だが、今まで日本国内ではあまり知られていないベンダーだ |
“GeForce FX 5950 Ultra”搭載の「ASYLUM GeForceFX 5950Ultra」は、青い基板に2つの冷却用ファンを搭載しているのが特徴だ。銀のプレートで覆われた冷却機構は、カード上部に出ているパイプなどから、おそらくヒートパイプを採用していると思われる。その冷却機構のサイズは、リファレンスデザインのものと比べるとかなりの小型化されており厚みはそれほどないものの、ブラケット部は2スロット使用するタイプとなっている。そのほかカード裏面にもメモリチップを覆うようにヒートシンクが装着されているのは、同チップを採用した製品ではよく見かける仕様だ。
カード裏面に貼られた青いシールにはメモリの型番と思われる“HY5DU283222AF-2”という文字が確認できる |
なお、下記で紹介する“GeForce FX 5700 Ultra”搭載モデルでも言えることだが、カード裏面に貼られた青いシールにはメモリの型番と思われる“HY5DU283222AF-2”という文字が確認できる。このことから、同製品に搭載されるDDR256MBメモリはHynix製の500MHz駆動のタイプ(Hynixのサイトに掲載)とみて間違いないだろう。ちなみに、各クロックはコア475MHz、メモリ950MHzとなっており、メモリクロックに関していえば多少のマージン(50MHz)があるとも言える製品だ。
インターフェイスはVGA、DVI、TV-In/Out。付属のケーブルにはDVI-VGA変換ユニットのほかTV-In/Out用ケーブルと電源ケーブルがついている。価格はUSER'S SIDE本店で6万9800円となっている。
“GeForce FX 5700 Ultra”を搭載した「ASYLUM GeForceFX 5700Ultra」 | カード裏面には、メモリチップのみヒートシンクが取り付けられている |
もうひとつの“GeForce FX 5700 Ultra”を搭載した「ASYLUM GeForceFX 5700Ultra」は、やはり青い基板を採用しているが、冷却用ヒートシンクおよびファンはとてもシンプル。ただし、こちらもカードに貼られたシールには“K4N26323AE-GC22”と記載されている。これは、同チップ搭載のビデオカード第一弾として登場したGainward製「ASGW-FX57UCDT-A128D(アスク型番)」に搭載されていたものと同じDDR2タイプのSAMSUNG製(450MHz駆動)メモリだ。やはり今回の製品も、搭載する128MBメモリはDDR2タイプということになるようだ。
そのほか主な仕様は、コアクロックが475MHz、メモリクロックが900MHzとなり、インターフェイスはVGA、DVI、TV-Outとなっている。こちらも販売しているのはUSER'S SIDE本店で2万9800円となっている。
メモリチップにはヒートシンクが装着されているが、シールには“K4N26323AE-GC22”と記載されている。これは、第一弾として登場したGainward製に搭載されていたものと同じDDR2タイプのSAMSUNG製(450MHz駆動)メモリだ |
- BFG Technologies
- 「ASYLUM GeForceFX 5950Ultra」(BFG Technologies)
- 「ASYLUM GeForceFX 5700Ultra」(BFG Technologies)