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マイクロソフト、コンテンツ保護に対応したサーバーソフト『Windows Rights Management Services for Windows Server 2003』日本語版の提供を開始

2003年11月06日 20時13分更新

文● 編集部

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マイクロソフト(株)は6日、ドキュメントやメールなど、各種の情報コンテンツに対して、閲覧/編集/印刷などの利用権利を付加し、情報コンテンツを保護するためのサーバーソフト『Microsoft Windows Rights Management Services for Windows Server 2003』(RMS)日本語版の提供を同日付けで開始したと発表した。“マイクロソフト ダウンロードセンター”からダウンロードで提供する。Windows Server 2003のサーバーライセンスを入手済みの場合、追加費用は不要。併せて、RMS対応アプリケーション開発キット(SDK)の提供も開始した。対応OSは、Windows Server 2003, Datacenter Edition/Enterprise Edition/Standard Edition。

RMSは、RMS対応アプリケーションと連携し、情報コンテンツの管理と保護を行なうためのサーバーソフト。情報コンテンツの作成や配布の際に、コンテンツの有効期限や、閲覧/変更/印刷/転送の許可などを定義する機能を搭載する。Microsoft Office Systemの“Information Rights Management”(IRM)機能にも対応しており、各種ドキュメントに閲覧/編集/印刷/期限などの保護情報を付加したり、電子メールに転送禁止などの制限を付加したりといったことも可能。同機能は、Office Professional Enterprise Edition 2003/Professional Edition 2003、Office Word 2003/Office Excel 2003/Office Outlook 2003/Office PowerPoint 2003が搭載している。

RMSを利用するには、“RMSクライアントアクセスライセンス”として、権利保護付きコンテンツの作成/表示を行なう個々のユーザーに対して、Windows Server 2003ユーザー CALのほか、“RMS ユーザー CAL”が別途必要となる。RMS ユーザー CALの代わりに、権利保護付きコンテンツの作成と表示に利用するデバイスに対して、Windows Server 2003 デバイス CALに加えて“RMS デバイス CAL”を取得することも可能。

RMS CALのボリュームライセンスタイプの価格例は、“Open Business License”が7000円、“Open Business Software Assurance”が2700円、“Open Business License & Software Assurance”が9700円、“Select License”(価格レベルA)が4400円、“Select Software Assurance”(価格レベルA、2年ぶん)が1700円、“Select License & Software Assurance”(A、2年ぶん)が6100円。同社では、ボリュームライセンスのユーザー向けに、RMS CALを特別価格で提供するキャンペーンを実施している。価格は販売会社により異なるため、問い合わせとなる。

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