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国内正規代理店版Intel製CPUに新たに“保証カード”が添付!

2003年11月01日 22時06分更新

文● 増田

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保証カード
新たに“保証カード”なるものが添付されている

 年内最後と思われる大幅価格改定を行い、売れ行き絶好調のIntel製CPU。連休初日となった本日1日から、一部ショップでIntel製CPUを購入した人に新たに“保証カード”なるものが添付されている。



旭エレクトロニクス 裏面
旭エレクトロニクス株式会社の“保証カード”裏面には製品名や販売店を記入するようになっている

 この“保証カード”には「本ボックスプロセッサは同梱の保証規定に基づき、日本国内にて3年間の製品保証をいたします。」と書かれており、さらに国内正規代理店の名前と共に19ケタの保証番号が記載されている。今日から添付しているというショップによると「仮に保証期間内に不良が発生した場合、この保証カードがないとインテル株式会社によるサポートが受けられない」という。同店の保証カードは国内正規代理店である旭エレクトロニクス株式会社のものだが、あるショップで確認したカードは「岡谷エレクトロニクス株式会社」、「ソフトバンクBB株式会社」、「ユニダックス株式会社」の3社連名による保証カードだった(こちらの保証番号は10ケタ)。



Pen4 3モデル共通
旭エレクトロニクスのカードはほかにXeon用とCeleron用があるこちらは3モデル共通の保証カードだ

 なぜ、今になってこのような対応をとることになったのかというと、国内正規代理店を経由して入荷されたCPUと、並行輸入されて入荷されたCPUとを明確に分けるためと思われる。現在、秋葉原のパーツショップでは国内版と輸入版を一緒にして販売しているところも少なくない。もちろん国内版のみというところや、反対に輸入版がほとんどというショップも存在する。しかし、Intel製のCPUはビデオカードなどと異なり、パッケージだけでは国内版と輸入版の区別をつけることは難しく、今までは入荷経路に限らずインテル株式会社が全てサポートしていたという。そんな状況を打開すべく今回、国内正規代理店がこのような措置を取ったと思われる。
 ところが、国内正規代理店版しか扱わないというショップでも、未だにこの“保証カード”がないところが多い。またすでにカードがあるショップでも、配布はしていないという店舗もあるなど、足並みはそろってはいない様子。もっともユーザーにとっては「国内版でも輸入版でもどちらでもよいが、万が一の場合の保証はどうなるのか?」というのが一番の関心事だ。当然、“保証カード”が付いているのに越したことはないだろうが、CPUを購入する時に「これは正規代理店版ですか?」と聞くユーザーは少ないだろう。同じクロックの同製品でも、“国内版と輸入版別々の価格表が掲載されている”などという事態になるかどうかは不明だが、現時点ではショップによってまちまちの対応ということのようだ。



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