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NTT-ME、IEEE 802.11g無線LAN対応のISDN&高速ブロードバンドルーター『MN128-SOHO IB3』の販売を開始

2003年10月23日 21時27分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ エムイーは23日、“MN128-SOHOシリーズ”の新製品として、IEEE 802.11g準拠の無線LANに対応したISDN&高速ブロードバンドルーター『MN128-SOHO IB3』の販売を11月7日に開始すると発表した。価格は3万9800円。無線LAN PCカードとのセットも用意しており、IEEE 802.11g準拠の無線LANカード『MN-WLC54g』×2枚をセットにした『MN128-SOHO IB3 G54無線LANセット』が4万9800円、IEEE 802.11b準拠の無線LANカード『MN SS-LAN CARD11 HQ-R』×2枚をセットにした『MN128-SOHO IB3 B11無線LANセット』が4万4800円。

『MN128-SOHO IB3』『MN128-SOHO IB3』

『MN128-SOHO IB3』は、高速ブロードバンドルーター、 ISDNダイヤルアップルーター、ISDNターミナルアダプター(TA)、無線LANアクセスポイントなどの機能を搭載したオールインワンタイプのルーター。有線のスループットは最大100Mbps(FTP測定で83Mbps、PPPoE測定で75Mbps)で、NTT東日本/西日本のBフレッツやフレッツ・ADSL(モアII/モア24/モア/8Mbps/1.5Mbps)などのブロードバンド接続に対応するほか、ブロードバンド接続と同時に、ISDNダイヤルアップルーターやISDN TAの機能を利用でき、PCカードスロットに無線LANカードを装着すれば、IEEE 802.11g/b対応の無線LANアクセスポイントとしても利用できるのが特徴。FOMA/PHS/アナログモデムなどのデータ通信カードもPCカードスロットに装着できる。ISDNダイヤルアップルーターとして、コールバックに対応しているほか、ISDN TAとして、アナログポート×2に接続したアナログ端末も利用可能。RS-232Cポートにパソコンを接続すればインターネット接続やDチャネルのパケット通信も行なえるという。

PPPoEマルチセッション機能は最大4セッションの同時接続に対応しており、“フレッツ・スクウェア”にPPPoEサブセッション経由で接続し、インターネットと同時に“フレッツ・スクウェア”のコンテンツを利用することも可能。NTT東日本/西日本のそれぞれの“フレッツ・スクウェア”に接続するための設定がプリセットされている。NTT東日本のIP-VPNサービス“フレッツ・グループアクセス”にも対応する。VPNでは、VPN(PPTP)サーバー/クライアント機能を搭載しており、MN128-SOHO/-RやWindowsパソコンとVPN接続が可能。暗号方式はMPPE暗号方式と独自暗号方式を選択できる。VPNパススルー(PPTP、IPsec、L2TP)にも対応する。セキュリティー機能は、ルーターでは、SPI(ステートフル・パケット・インスペクション)、IPフィルタリング、NAT、ステルスモード、相手先識別着信(ISDN利用時)を、無線LANでは、152bit/128bit/64bit WEP、無線ステルス(SSID非通知、SSID空白/ANY接続拒否)、MACアドレスフィルタリングなどをサポートしている。そのほか、複数固定グローバルIPアドレス(LAN型接続)やunnumbered接続にも対応しているという。

各種設定はウェブブラウザーで行なえ、ユーザーID/パスワード/フレッツ・スクウェア使用の有無などを入力するだけの“クイック設定”と、詳細な設定が行なえる“詳細設定”の2つの設定モードを選択できる。アナログポート(電話機)やRS-232C(パソコン)からもATコマンドで一部の機能を設定できるようになっている。

インターフェースは、WAN側が10/100BASE-TX×1、LAN側が10/100BASE-TX×4(スイッチングHub)、ISDN(U点、S/T点各1)、シリアル(RS-232C)、アナログ(RJ11×2)、PCカードスロット(Type II、CardBus対応)。本体サイズは幅60×奥行き192×高さ250mm、重量は約1.0kg。電源はAC100Vで、最大消費電力は15W。停電時のアナログポートのバックアップ用に単3乾電池×6本を内蔵できる。製品パッケージには、ISDN U点ケーブル(長さ3m)とLANケーブル(長さ2m)が同梱される。

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