「RADEON 9800XT」 |
ATIの新チップ“RADEON 9800XT”を搭載したビデオカード「RADEON 9800XT」が、いきなり英語版純正リテールパッケージで登場した。搭載メモリはDDR256MBで、最強と呼ばれた“RADEON 9800PRO”のコア、メモリクロックをさらに引き上げたハイエンドモデルとなる製品だ。
銅製と思われるヒートシンクは裏面まで装備 | 冷却用ファンには大型の約60mm角程のサイズを使用している |
注目のクロックはコアが412MHz、メモリが730MHzとそれぞれ“RADEON 9800PRO”のコア380MHz、メモリ700MHzより上げられている。そのほかメモリインターフェイス256bit、パイプライン数8などの主な仕様に変更点はないようだ。
ただしクロックの向上にともない、外観は先の“RADEON 9800PRO”シリーズと大きく異なっている。真っ先に目に付くのは、大型化した冷却用システムで、銅製と思われるヒートシンクは“GeForceFX”系の上位モデルで見られたような裏面まで装備されたものとなっている。また、ファンも従来のビデオカードよりも大きい60mm角相当のものを使用している。サイズを大きくすることで、騒音レベルをなるべく落としたいというところだろう。当然、発熱量も上がっていると思われ、前モデルでみられたファンレスモデルの登場は、今回ばかりは期待できそうにない。
スクラッチ形式のアクティベーションキーが印刷されたカードが入っている | ゲーム自体の発売日はいまのところ不明のようだが、発売された暁にはこのキーを使ってゲームをダウンロードすることが可能のようだ | |
日本法人であるATI テクノロジーズジャパンは、9月に純正パッケージの取り扱いを中止する旨を発表したばかりだが… | 約7万円という価格にもかかわらず、売れ行きは順調な滑り出しとなっている |
今回の製品の特徴として、人気のDirectX 9対応3Dアクションシューティングゲーム「Half-Life 2」のフリーダウンロードチケットが同梱されているのも忘れてはならない。パッケージには、マニュアルやドライバCDとともにスクラッチ形式のアクティベーションキーが印刷されたカードが入っている。肝心のゲーム本体の発売日はいまのところ不明のようだが、発売された暁にはこのキーを使ってゲームをダウンロードすることが可能のようだ。
日本法人であるATI テクノロジーズジャパンは、9月に純正パッケージの取り扱いを中止する旨を発表したばかりだ。その矢先に、並行輸入版の純正リテールパッケージが出回るというのはなんとも秋葉原らしい現象といえるが、約7万円という価格にもかかわらず、売れ行きは順調な滑り出しとなっている。価格および販売店は以下の通り。
価格 | ショップ |
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ATI 「RADEON 9800XT」英語版 |
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\67,799 | ツクモパソコン本店 |
\67,800 | 高速電脳 |
\67,799 | TSUKUMOeX. |
\67,980 | ZOA秋葉原本店 |
\68,572 | OVERTOP |
\68,800 | アーク |
\68,800 | スーパーコムサテライト |
\68,999(明日お買い上げ1000円引き) | クレバリー1号店 |
\69,950 | コムサテライト3号店 |
\72,800(土曜から販売予定) | T-ZONE.PC DIY SHOP |