ひときわ派手なブース展開を行なっていたのが(株)日立製作所だ。今回のCEATECは、地上デジタル放送開始間近かということもあって、プラズマテレビや液晶テレビが目立っていたが、同社のブースではハイビジョンプラズマテレビ、ハイビジョン液晶テレビ、パーソナル液晶テレビといった“Woooシリーズ”を一挙に集め、来場者の注目を集めていた。
ステージの奥には、これまた壁にズラリと並んだラインナップに驚かされるのだが、その横にひっそりと55V型のプラズマテレビが参考出品されていた。スタッフによると「この大きさは国内メーカーでは初」とのこと。有効画面寸法:横1229.4×縦691.2mm、重量:約30kg、画素数:1366×768、画素ピッチ:0.9×0.9mm、輝度:1000cd/m2、表示色数:10億7000万色、駆動方式:e-ALIS方式となっている。
ステージ天井から“Woooシリーズ”が吊るされている | デモンストレーションではステージ左手からワイヤーで吊るされた美女が登場する | |
数十台のテレビ画面が鮮やかに変化していく | 奥の壁にはラインナップがズラリ |
ひっそりと参考出品されていたグランドサイズのプラズマテレビ。国内では初とのこと |
また、DVDカムコーダーの展示コーナーには今年2月に発表した『DZ-MV350』のスケルトンモデルが展示されていた。「太陽光などの関係でスケルトンでの実用化はできないだろう」というこの製品は、あくまで展示デモ向けの製品とのこと。その隣には分解模型があり、ドライブ部分から内部基板までの構造を確認することができる。
展示されていたスケルトンモデル | 分解模型。奥の基板のメインチップはCPUほか、エンコード、デコードを1チップで行なう。USB 1.1の機能も搭載するが、別チップで2.0を搭載しているため使っていない |