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オリンパス、広角27mmからの4倍ズームレンズを搭載した510万画素デジタルカメラ『CAMEDIA C-5060 Wide Zoom』を発売――フォトプリンターも発表

2003年10月07日 18時55分更新

文● 編集部

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オリンパス(株)は7日、“CAMEDIA(キャメディア)”シリーズの最上位機種として、35mmフィルムカメラ換算で27mmの広角から110mmまでの光学4倍ズームレンズと有効510万画素CCDを搭載したコンパクトタイプのデジタルカメラ『CAMEDIA C-5060 Wide Zoom』を11月上旬に発売すると発表した。価格はオープン。併せて、ダイレクトプリントの規格“PictBridge”に対応したデジタルカメラ5機種と、デジタルフォトプリンター“フォトキューブ”『CAMEDIA P-10』を発表した。

『CAMEDIA C-5060 Wide Zoom』
『CAMEDIA C-5060 Wide Zoom』

『CAMEDIA C-5060 Wide Zoom』は、焦点距離が(35mmフィルム換算で27mm~110mm)でF値が2.8(W端)/4.8(T端)~8の明るい光学4倍ズームレンズを搭載したほか、CAMEDIAシリーズで初めて2軸で角度を変えられるマルチアングルTFT液晶ディスプレー(1.8インチ13万画素)を搭載したのが特徴。ズームレンズは、EDレンズ1枚と非球面レンズ2枚を含む7群8枚構成となっており、広角側での歪み(ディストーション)を抑えたという。光学ファインダーにも画像周辺部の歪みを抑えたものを採用し、視野がケラレ(欠け)ないように配置したとしている。最短撮影距離は80cmで、マクロでは20cm、“スーパーマクロ”では3cmから撮影できる。搭載するCCDは有効510万画素。画像処理エンジンには、従来色信号と輝度信号に別々にガンマ処理を行なうことで色の階調特性を向上させる“プロパーガンマテクノロジー”と、画像のノイズと輪郭を識別する“アドバンストノイズフィルター”の2つの独自技術を搭載する。また、起動時間が約3秒、AF合焦までの時間も約0.4秒と高速化されている。

本体正面 本体背面
本体正面本体背面

記録メディアには、xDピクチャーカードとコンパクトフラッシュ(CF)/マイクロドライブを採用し、2種類を同時に装着できる“デュアルメディアスロット”を装備する。最大記録画素数は、静止画が2592×1944ドットで、動画は640×480ドット(VGA、毎秒15フレーム)。記録形式は、静止画がJPEG(DCF準拠)/TIFFのほか、RAWデータにも対応し、動画は音声付きのQuickTime Motion JPEGで、記録メディアいっぱい(最大2GB)まで記録できる。インターフェースはUSB 1.1で、プリンターと直接接続してプリントできる“PictBridge”にも対応している。パソコン接続時の対応OSは、Windows XP/Me/98/2000、Mac OS 9.0~9.1、Mac OS X。本体にはマグネシウム合金を採用し、本体サイズは幅116×奥行き65.5×高さ87mm、重量は430g。外部フラッシュの装着も可能。電源はリチウムイオン充電池で、約600枚の撮影が行なえる。

製品パッケージには、ストラップ、レンズキャップ、レンズキャップ用ひも、パソコン接続ケーブル(USB)、AVケーブル、リチウムイオン充電池(BLM-1)、リチウムイオン充電器(BCM-2)、xDピクチャーカード(32MB)、リモコン(RM-2)、ソフトウェアを収録したCD-ROMが同梱される。

『CLA-7』 『WCON-07C』
コンバージョンレンズアダプター『CLA-7』ワイドコンバージョンレンズ『WCON-07C』
『PT-020』 『PPO-02』
防水プロテクター『PT-020』ワイドポート『PPO-02』
オプション

オプションとして、バヨネット方式のコンバージョンレンズを利用するためのコンバージョンレンズアダプター『CLA-7』(価格は2200円)、ワイドコンバージョンレンズ『WCON-07C』(1万9000円)、防水プロテクター『PT-020』(2万8000円)、外部フラッシュ(FL-20)用防水プロテクター『PFL-01』(2万8000円)、ワイドレンズ対応のワイドポート『PPO-02』(1万6000円)などを用意する。防水プロテクターはポリカーボネート樹脂製で、水深40mまで利用できる。『PT-020』のサイズは幅165×奥行き127×高さ143mm、重量は600g。

現行機種のPictBridge対応モデル5機種もラインアップ

“PictBridge”に対応した5機種は、現行機種をベースにしたもので、光学3倍ズーム搭載の320万画素モデル『CAMEDIA X-250』(価格は3万8000円、11月上旬発売)、320万画素の生活防水モデル『μ-15 DIGITAL』(5万円、10月下旬発売)、400万画素の生活防水モデルでレンズバリアに新色のゴールドを採用した『μ-25 DIGITAL』(6万3000円、11月上旬発売)、光学10倍ズームレンズ搭載の320万画素モデル『CAMEDIA C-745 Ultra Zoom』(6万3000円、11月上旬発売)、同400万画素モデル『CAMEDIA C-755 Ultra Zoom』(7万5000円、10月下旬発売)で、“ウルトラズーム”出荷100万台を記念した“エボニー(黒檀)”モデル『CAMEDIA C-755 Ultra Zoom エボニーブラック』(7万5000円、11月下旬発売)も限定販売する。

『CAMEDIA X-250』 『μ-15 DIGITAL』
『CAMEDIA X-250』『μ-15 DIGITAL』
『μ-25 DIGITAL』 『CAMEDIA C-745 Ultra Zoom』
『μ-25 DIGITAL』『CAMEDIA C-745 Ultra Zoom』
『CAMEDIA C-755 Ultra Zoom』 『CAMEDIA C-755 Ultra Zoom エボニーブラック』
『CAMEDIA C-755 Ultra Zoom』『CAMEDIA C-755 Ultra Zoom エボニーブラック』
BictBridge対応5機種と記念モデル

PictBridge対応のフォトプリンター『CAMEDIA P-10』も

『CAMEDIA P-10』は、PictBridgeに対応した同社初の昇華型熱転写方式のフォトプリンター。フチなしプリントに対応しており、Lサイズを1枚約40秒、はがきを1枚約44秒でプリントできる。用紙はオーバーコート仕上げの“100年プリント”となっている。本体サイズは幅196×奥行き190×高さ166mmで、給紙トレイやインクリボンなどはすべて本体内に収納されるようになっている。価格はオープン。発売日は未定。用紙は、はがきサイズのペーパー40枚とインクリボンのセット『P-P40』が2200円、Lサイズペーパー40枚とインクリボンのセット『P-L40』が1800円(ともに11月下旬発売予定)。

『CAMEDIA P-10』
『CAMEDIA P-10』

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