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カシオ計算機、さらに小さくなったカードサイズカメラ“EXILIM”『EX-S20』を発売

2003年10月02日 17時57分更新

文● 編集部

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カシオ計算機(株)は2日、カードサイズのデジタルカメラ“EXILIM”の新製品として、より小型化した『EX-S20』を24日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は3万円前後。

『EX-S20』
『EX-S20』

『EX-S20』は、2002年8月に発売した従来製品『EX-S2』と同じ厚さだが、前面の面積比で約10%小型化され、本体サイズが幅83×奥行き11.3×高さ53mm、重量が約78gとなったほか、省電力化により従来比で約85%増となる約2時間の連続撮影(約720枚)を行なえるのが特徴。小型化には積層化したLSI“Stack MCM(Multi-Chip Module)”を採用。EXILIMの単焦点モデルとして初めてマクロ機能を搭載し、レンズには電源に連動して開閉する“オートバリア”も付けられている。ボディーにはステンレス素材に特殊表面処理“エクス・ファイン・ブラスト・トリートメント”を施し、グリップには高硬度ファインセラミックス“シルバーサーメット”を採用したという。また、高速化も図られており、起動時間は約0.9秒、レリーズタイムラグは0.01秒、撮影間隔は約1秒で、約0.1秒間隔で再生できる高速再生機能も搭載している。1度セットすれば3枚連続してセルフタイマー撮影が行なえる“トリプルセルフタイマー”も装備する。

本体とクレードル
本体とクレードル

撮像素子には、211万画素(有効200万画素)の1/2.7インチ正方画素原色CCDを採用し、最大1600×1200ドットの静止画(JPEG/Exif Ver.2.2、DCF準拠、DPOF対応)、320×240ドットの動画(AVI/Motion JPEG、1度に最大60秒)の撮影が可能。10MBのフラッシュメモリーを内蔵するほか、SDメモリーカード/MMC用スロットも搭載する。レンズは焦点距離f=5.6mm(35mmフィルム換算で約37mm相当)、F値は3.5。最短撮影距離は約80cm(マクロモードでは約30cm)。4倍のデジタルズームが行なえる。新開発のノイズリダクション処理も搭載したという。ファインダーは光学式を内蔵し、モニター用の1.6インチ液晶ディスプレー(354×240ドット)を搭載する。インターフェースはUSBクレードル用を装備する。電池は専用リチウムイオン充電池で、約2時間の連続撮影、約3時間の連続再生が可能。クレードルにセットしてスライドショーを表示する“フォトスタンド”などの機能も搭載する。“ExifPrint(Exif 2.2)、“PRINT Image MatchingII”、対応プリンターでダイレクト印刷する“USB DIRECT-PRINT”にも対応。

レッド イエロー
レッドイエロー
カラーモデル

本体カラーが、レッド、イエローの2種類のモデルもラインアップし、製品パッケージには、リチウムイオン充電池、USBクレードル、USBケーブル、ACアダプター、ストラップ、CD-ROMが同梱される。

『EX-M20』
『EX-M20』

併せて、MP3再生、ボイスレコード(音声録音)、音声付き静止画/動画の撮影も行なえる『EX-M20』も発売する。起動音やシャッター音などを数種類から選択する機能も搭載。本体サイズは『EX-S20』と同じで、重量は約80g。液晶リモコン/ステレオヘッドホンが付属する。MP3の連続再生は約7時間30分で、ボイスレコードは約2時間50分。『EX-M20』はオンラインショッピングサイト“e-casio”での限定販売となる。価格はオープン。編集部による予想販売価格は4万円前後。

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