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三洋電機、撮影ずみの動画ファイルに“手ぶれ補正”をかけられる動画像処理ソフトを開発――パノラマ合成も可能

2003年09月27日 04時14分更新

文● 編集部

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三洋電機(株)は25日、デジタルカメラなどで撮影した動画像ファイルに対して“手ぶれ補正”や“パノラマ画像合成”を行なえるパソコン用動画像処理ソフトを開発したと発表した。

手ぶれ補正とパノラマ合成
手ぶれ補正とパノラマ合成

開発したソフトは、世界初(同社調べ)というパソコン用手ぶれ補正機能を搭載し、デジタルビデオカメラの手ぶれ補正より高精度で、“エッジ点”を利用することにより模様の少ないシーンでも正確な処理が行なえるほか、統計的処理によりカメラの動きだけでなく被写体の動きにも対応したのが特徴。デジタルカメラの手ぶれ補正は撮影時にリアルタイムで行なう必要があるため複雑な処理が行なえず、精度を高めるのが難しいが、同ソフトではオフラインで処理することで、精度を高めたという。また、カメラの光軸まわりの回転にも対応可能という。

エッジ点の利用と統計的処理でカメラの動きを推定
エッジ点の利用と統計的処理でカメラの動きを推定

対応画像フォーマットは、mov、mp4。コーデックは、Motion JPEG、MPEG-4。最大フレームサイズは640×480ドットで、処理時間は毎秒約10フレーム(Pentium 4-2.0GHzでQVGAの場合など)。

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