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リコー、28mmの広角撮影に対応した3倍ズームデジタルカメラ『Caplio G4wide』などを9月19日に発売

2003年08月19日 15時01分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)リコーは19日、35mmフィルムカメラ換算時でワイド端28mm相当(テレ端85mm相当)の広角撮影が可能な有効324万画素CCD搭載のデジタルカメラ『Caplio G4wide』と、35~105mm相当(35mmフィルムカメラ換算時)の有効324万画素デジタルカメラ『Caplio G4』を9月19日に発売すると発表した。価格はG4wideが5万円、G4が4万5000円。G4wideは本体色にブラック/シルバーの2色を用意する。

『Caplio G4wide』ブラックモデル 『Caplio G4wide』シルバーモデル
『Caplio G4wide』ブラックモデル『Caplio G4wide』シルバーモデル

G4wideは、「従来からリコーが得意としていた最短1cmのマクロ撮影機能に加えて、室内などで被写体までの距離が短い場合でも画角から切れずに写せる」(同社開発者談)という広角ズームレンズを搭載したのが特徴。レンズの明るさを示すF値は2.6~4.3、撮影距離は通常時30cm以上、マクロ撮影時は約1~60cm(画角を絞ったテレマクロ撮影では約4~60cm)。新たに、最短9cmまで距離に応じて明るさを調整する近接フラッシュを内蔵する(従来は最短16cm)。ISO感度は125/200/400/800。シャッター速度は1/2000~8秒。起動時間は従来機種(『Caplio G3』)の2.25秒から1.8秒に短縮された。

撮像素子は1/2.7インチ総334万(有効324万)画素CCDで、記録解像度は最大2048×1536ドット。記録フォーマットはJPEG形式でExif 2.2/DCF/DPOFに対応(文書を読み取りやすく記録する“文字モード”はTIFF形式)。動画撮影は最大320×240ドット/モノラル音声付きAVI形式(MotionJPEG圧縮)となる。

Caplio G4wideのレンズ Caplio G4のレンズ
Caplio G4wideのレンズ。焦点距離はf=4.2~12.7mmCaplio G4のレンズ。焦点距離はf=5.5~16.5mm

背面には1.6インチ(約8万画素)のカラーTFT液晶ディスプレーと、実像ズーム式光学ファインダーを搭載。露出補正/ホワイトバランス/ISO感度の切り替えメニューをトグルで表示する“ADJ.ボタン”が追加された(従来はメニューボタンからの選択のみ)。

インターフェースはAV出力端子とUSB端子を搭載。USB端子はファームウェアアップデート(時期未定)によって、対応プリンターと直接接続して印刷が可能な“PictBridge(ピクトブリッジ)”もサポートする予定。

電源は単3電池2本もしくは専用リチウムイオン充電池『DB-43』(オプション)、ACアダプター(オプション)で、動作時間は単3アルカリ乾電池使用時に約70枚の撮影が可能。記録メディアはSDメモリーカードもしくはMMC(1スロット)、および内蔵フラッシュメモリー(8MB)。

本体サイズと重量は、幅112.9×奥行き36.4×高さ57.5mm/約175g(バッテリー、メモリーカードを含まない非装備時)。

『Caplio G4』
『Caplio G4』はシルバーの1色のみ

同時発売のG4は、レンズを35~105mm相当に変更し、音声記録機能/テレマクロ機能を省略し、近接フラッシュを最短16cmに変更した以外はG4wideと同等スペックを持つ(レンズの明るさを示すF値は2.6~4.7)。本体サイズは同一で、重量は約150g(同)。重量の違いは前面カバーの素材によるもので、G4wideはアルミ合金製(背面カバーは樹脂製)、G4はG3と同じ樹脂製となっている。

なお、同社では20日から9月15日まで、同社ウェブサイトを通じてG4wideのモニター募集キャンペーンを実施する。モニター人数は10名で、結果発表は9月18日予定。詳細は同社ウェブサイトを参照してほしい。

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