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最新ブロードバンドルータ総ざらえ Part.2

最新ブロードバンドルータ総ざらえ Part.2

2003年07月30日 21時41分更新

文● 那須 涼介

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最新ブロードバンドルータ総ざらえ Part.2

各社からとにかくたくさんリリースされているブロードバンドルータ。その代表的な製品を、大体1万円を境界として分割した有線タイプのルータ、および無線LAN機能付きと計3つのタイプに分類して紹介する。今回は実売1万円台を中心とした高スループット&高機能ルータ6製品を見ていただこう。

最大90MbpsでBフレッツもどんと来い!

BA8000 Pro
NTT-ME「BA8000 Pro」。
最新ブロードバンドルータ総ざらえ Part.1
特別企画「最新ブロードバンドルータ総ざらえ Part.1」(写真をクリックするとレビュー記事に移動します)。

 回線工事の施行、保守で身近な存在のNTT-MEだが、ブロードバンドルータも型番にBAが付くシリーズで長らく製品をリリースしてきた。その最新製品「BA8000 Pro」は、Bフレッツに代表されるFTTHによるブロードバンド回線にも最大90Mbpsという高速スループットで余裕で対応する。実際、PPPoEを利用した場合でも70Mbps弱のスループットを確認できたので、速度面では文句なしだ。UPnPへの対応のほか、PPPoEへのマルチセッションが可能。インターネットとフレッツスクウェアへの接続を同時に行える。このほか、ダイナミックDNSサービスに対応する点も興味深い。「MyDNS.JP」「DynDNS.org」などと連携することで、LAN内のWebサーバを、専用のドメイン名で公開可能。



BA8000 Proの設定画面
BA8000 Proの設定画面。ダイナミックDNSサービスとの連携で、サーバを公開するという常時接続環境のメリットをより活用できる。
BA8000 Proの主なスペック
製品名 BA8000 Pro
メーカー名 NTT-ME
URL http://www.ntt-me.co.jp/
店頭価格 実売1万6000円前後
スループット(公称値) 90Mbps
スループット(編集部実測値) 90.1Mbps
ネットワークポート(LAN側) 10/100BASE-TX×4
特徴的な機能 UPnP、マルチPPPoE
設定方法 Webブラウザ
本体サイズ 33(W)×152.2(D)×185(H)mm
重量 450g
電源 ACアダプタ


安定度抜群 静かな実力派

BAR mini
マイクロ総合研究所「NetGenesis SuperOPT90」。

 FTTHを利用した高速インターネット回線の黎明期から、30Mbpsクラスのスループットを持つ高速ルータを販売してきたマイクロ総合研究所。その最新モデルが「SuperOPT90」だ。その名のとおり90Mbpsオーバーのスループットが特徴である。

 240MHzで動作するSH-4ベースのCPUを始め、ハード、ファームとも独自開発。その高い性能により、FTPでの公称スループットは94Mbpsにも達する。また、高い負荷をルータに加えたときにも、ルータの動作が怪しくなるような気配がまったくなかった。

 唯一スペック的に欠けている部分を挙げるなら、UPnPに対応していない点がある。最近では低価格ルータでも対応が進んでいるを考えると残念だ。ただ、以前の同社製ルータと異なり、Webブラウザベースで簡単に設定することが可能になったのは、ひとつの大きな改善である。

NetGenesis SuperOPT90の設定画面
機能自体は実に豊富な設定画面。以前のモデルとは異なり、直接ルータにアクセスして設定できる。
NetGenesis SuperOPT90の主なスペック
製品名 NetGenesis SuperOPT90
メーカー名 マイクロ総合研究所
URL http://www.mrl.co.jp/
店頭価格 実売1万9000円前後
スループット(公称値) 94Mbps
スループット(編集部実測値) 90.8Mbps
ネットワークポート(LAN側) 10/100BASE-TX×4
特徴的な機能 ――
設定方法 Webブラウザ
本体サイズ 64(W)×144(D)×168(H)mm
重量 350g
電源 ACアダプタ

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