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東芝、TVチューナー内蔵でショートカットボタンの入れ替えが可能なA4ノートパソコン“dynabook EX”を8月下旬に発売

2003年08月22日 15時11分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)東芝は22日、最上位モデルにTVチューナーを内蔵し、液晶ディスプレー手前のショートカットボタンを用途に応じて入れ替え可能にした家庭向けA4ノートパソコン“dynabook EXシリーズ”3製品を8月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライス。編集部による予想実売価格は、最上位モデル『EX/522CDET(型番)』が22万円台半ば、TVチューナーを省略しFDDを内蔵した『EX/522CDE』が20万円台半ば、最廉価モデルの『EX/522CME』が18万円台半ば。

dynabook EXの最上位機種『EX/522CDET』 dynabook EXの液晶背面
TVチューナーを内蔵したdynabook EXの最上位機種『EX/522CDET』“dynabook”ロゴが見える液晶ディスプレー背面

dynabook EXは、今年1月に東芝が打ち出した新たなノートパソコンの戦略に基づく、新シリーズの製品群。光メディアドライブ内蔵モバイルノート“dynabook Cシリーズ”と同様に、白を基調にしたデザイン重視のノートパソコンで、「Cシリーズが部屋間や屋外などに移動しながらパソコンを利用する“アクティブ系ライフスタイル”向けだったのに対し、EXシリーズは机に設置したパソコンを中心にクリエイティブ活動を楽しむ“リビング系ライフスタイル”向け製品。製品コンセプトは“Digital AV All on One”」だという(開発担当者談)。ちなみに、EXのブランドネームは“エボリューショナル(進化的)&秘密兵器”の意味が込められている。

3製品に共通する特徴は、液晶ディスプレーとキーボードの間にあるショートカットボタンを、ユーザーの主な利用環境に応じて“日本語入力”“オーディオプレイパネル”“フォトフレーム”“フラットパネル”(後者2つはボタンなし)に入れかえられる点。“日本語入力”では、入力モードをローマ字⇔かな、入力モードを和文⇔英文、アルファベット入力を英大⇔英小などに1ボタンで切り替えられるほか、用語登録機能の呼び出し、特定アプリケーション(Officeなど)でのフォントサイズの拡大/縮小が可能。“オーディオプレイパネル”では音楽CDの再生/頭だし/イジェクト、およびボリュームコントロールなどが行なえる。パネルの変更はキーボード上部のパネル全体(ネジ止め)を外す必要がある。

『EX/522CDET』の左右側面 『EX/522CDET』の背面
『EX/522CDET』の左右側面『EX/522CDET』の背面

主なスペックは、CPUにモバイルCeneron-2.20GHz、メモリーはPC2100対応DDR SDRAM256MB(最大1GB)、HDDは最上位機種が60GB、下位2機種は40GBを内蔵する。光メディアドライブは上位2機種がDVD-R/RW/RAMの書き込み/書き換えに対応したDVD MULTIドライブ、最下位モデルはCD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブを搭載。最上位機種は本体左側面にTVチューナーユニットを、下位2機種はFDDを内蔵するが、デバイスの交換は不可(最上位機種にはUSB接続の外付けFDDを同梱)。

液晶ディスプレーは表面に光沢加工を施してデザイン性を高めたClear SuperView液晶パネルを採用。画面サイズは15インチで、解像度はXGA(1024×768ドット)/1677万色表示。

通信機能は、10/100BASE-TX対応EthernetとV.90(世界61地域対応)規格の56kbpsモデムを内蔵。インターフェースは、USB 2.0×4/i.LINK(IEEE 1394)/パラレル/アナログRGB/S-VIDEO出力、最上位機種はさらにAV入力端子とアンテナ入力端子を装備する。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は約2.3~2.9時間(JEITA測定法1.0による同社調べ)。本体サイズと重量は、幅330×奥行き282×高さ39.9(最薄部38.4)mm/約3.1kg(最上位機種)もしくは約3.2kg(下位2機種)。OSはWindows XP Home Edition SP1、アプリケーションはOffice XP Personalなどをプレインストールする。

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