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ガートナー ジャパン、2003年第2四半期の世界パソコン市場における出荷台数暫定値を発表

2003年07月18日 15時43分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ガートナー ジャパン(株)のデータクエスト部門は18日、2003年第2四半期(4~6月期)における世界パソコン市場(PCサーバー含む)の調査結果暫定値を発表した。それによると、出荷台数は3282万台、対前年成長率は10.0%となり、2000年第3四半期以来、約3年ぶりの2桁成長を記録した。

また、ベンダー別出荷台数(暫定値)は、1位がデルコンピュータで577万700台(シェア17.6%、対前年成長率29.5%)、2位がヒューレット・パッカードで529万800台(シェア16.1%、対前年成長率12.1%)、3位がIBMで218万5400台(シェア6.7%、対前年成長率13.4%)、4位が富士通で130万3400台(シェア4.0%、対前年成長率10.8%)、5位が日本電気で100万6300台(シェア3.1%、対前年成長率-2.7%)となっている。

なお、日本市場における暫定調査結果では、前年比微増となっており、同社コンピューティング・プラットフォーム・グループ日本パソコン市場担当の蒔田佳苗主席アナリストは、「2002年6月日本では、サッカー・ワールドカップ開催による影響で、個人のパソコン需要が著しく低下したため、2003年6月は個人のパソコン需要が前年を上回りやすくなっており、これが2003年第2四半期全体の成長率好転に一部寄与している。一方需要動向も、法人、個人ともに春以降徐々に改善の傾向にあり、今後は買い替え潜在需要の顕在化が貢献し、2003年後半から需要増加による市場成長が顕著になると予測する。ただし、市場全体で継続的に需要が回復するには、景気の安定的改善が重要」としている。

なお、同調査結果は暫定値であり、今後同社の顧客向けに発表される最終確定値では、修正の可能性がある。

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