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MSI純正の“GeForce4 Ti 4800SE”搭載ファンレスビデオカードが販売開始!!

2003年07月12日 22時20分更新

文● 増田

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「Ti4800SE-TD8XJ」
「Ti4800SE-TD8XJ」

 MSIから、ヒートレーンを採用したファンレス仕様のビデオカード「Ti4800SE-TD8XJ」が発売された。このクラスのビデオチップを搭載した製品を、メーカー純正品のファンレス製品として販売するのはめずらしい。

 “GeForce”系のビデオカードをファンレス化した製品としては、ZALMAN製ヒートシンクを使用して作られたTSUKUMOeX.の「GeForce FX 5600/Ultra」などがあった。今回の製品は、チップに1世代前の“GeForce4 Ti 4800SE”を採用しているとはいえ、つい最近までは“GeForce4 Ti 4600”につぐ主力ビデオカードとして販売されていた製品だ。また、通常通りの製品としてメーカー保証がつくという利点もある。



基板裏 厚さ
基板を挟むようにヒートレーンタイプの巨大ヒートシンクが取り付けられている厚さ(約6.4cm)はかなりある
取り付け部 ファン、ヒートシンク
ヒートシンクは、表のビデオチップの部分のみで固定されているもともと取り付けられていたと思われるファン、ヒートシンクが付属している点もユニーク

 カード本体の外観は、基板を挟むようにヒートレーンタイプの巨大ヒートシンクが取り付けられている。写真のように厚さ(約6.4cm)はかなりあるので、装着する際にはいろいろと制限がありそうだ。重量はヒートレーンを採用したためか、ZALMAN製ヒートシンクを使用した製品とは異なり、かなり軽い。ファンレス仕様がこの製品の最大の特徴になるのだが、もともと取り付けられていたと思われるファン、ヒートシンクが付属している点もユニークだ。ヒートレーンタイプのヒートシンクは、表のビデオチップの部分のみで固定されており、取り外しも容易にできそうなので換装することも可能だろう。その他の主な仕様は、搭載メモリがDDR128MBでコアクロックが275MHz、メモリクロックが550MHzとなる。インターフェイスはVGA、DVI、TV-OUTという構成だ。



パッケージ 発売予定
「寂、」というシリーズ名ほかにも“GeForce4 Ti 4200”や“GeForce4 Ti 4600”を採用したモデルもあるようだ

 このファンレスシリーズには、ほかにも“GeForce4 Ti 4200”や“GeForce4 Ti 4600”を採用したモデルもあるようで、MSIではこれらを「寂、」というシリーズ名で呼んでいる。パッケージには「煩悩を離れ、悟りに達す。本物の無音、ファンレス冷却仕様。」と、なにやらお坊さんの文句のような文字が記載されている。現在販売しているのは、クレバリー1号店で価格は2万2980円となっているほか、T-ZONE.PC DIY SHOPでは上位モデルの「Ti4600-TD8XJ」を展示しているが入荷時期や価格は未定となっている。



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