日本電気(株)は、ストレージシステム“iStorage”シリーズと、システムの運転状態の監視、バックアップなどに対応する統合管理ソフトウェアの製品群“VALUMO”シリーズを中心に展示を行なった。同ブースでは、イーエムシー ジャパン(株)のストレージ製品、ストレージ管理ソフトなども展示している。
プレゼンテーションステージ |
またプレゼンテーションステージも用意され、ここではストレージシステムの仮想化などを紹介。VALUMOシリーズの管理ソフトウェア『WebSAM iStorageManager』を使い、特定ストレージへのアクセス集中による性能低下を回避するデモンストレーションや、マルチベンダーストレージ環境に対応した、EMCのシステム管理ソフトウェア『EMC ControlCenter』による、業務無停止でのストレージ容量の拡張などが示された。
ストレージ管理ソフトウェア『EMC ControlCenter』 | EMC製のハイエンドストレージ“EMC Symmetrix DMX”シリーズ |
個別の製品、システムも展示され、Windows Server 2003とベリタスソフトウェア(株)のバックアップソフト『VERITAS Backup Exec』、ミラーリングしたiStorageを組み合わせ、システムを停止することなくバックアップが行なえるバックアップソリューションや、容量、速度が2倍になった第2世代のLTO(Linear Tape-Open)に対応したLTOオートローダー『LTO101H(LTO Ultrium2 Model)』などを展示した。
iStorageを利用した業務無停止バックアップソリューション | 導入前と導入後のシステムの概要図 |
参考出展されたこのバックアップソリューションは、iStorageのミラーリングを一時的に止め、メインストレージを業務用に、サブストレージをバックアップ用に割り当てるというもの。
『LTO101H(LTO Ultrium2 Model)』 | LTO101H(LTO Ultrium2 Model)とLTO101H(LTO Ultrium1 Model)の空調機構の比較 |
LTO101H(LTO Ultrium2 Model)は、第1世代のLTOに対応した従来モデルのエアフローを改善し、機械部の信頼性を高めたモデル。機械部を与圧することで、防塵対策を施している。収納可能なLTOカートリッジは10巻で、非圧縮時の場合、最大記憶容量は2TB。提供時期は販売チャネルにもよるが、同社のExpressサーバーのオプションとしては8月に投入を予定している。