このページの本文へ

三菱電機、電子文書の真正性を長期間にわたり保証する『三菱MistyGuard署名延長システムVersion1.00』を発売

2003年07月07日 19時38分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

三菱電機(株)は7日、電子文書の真正性を長期間にわたり保証するソフトウェア『三菱MistyGuard(ミスティガード)署名延長システムVersion1.00』を同日付けで発売すると発表した。価格は1サーバーライセンスの場合、300万円から。出荷開始は10月1日の予定。

『三菱MistyGuard署名延長システムVersion1.00』概要
『三菱MistyGuard署名延長システムVersion1.00』概要

同システムは、サーバーソフト『署名延長サーバ』と、ライブラリー『延長署名検証ライブラリ』『署名延長リクエスタライブラリ』で構成される。PKI(Public Key Infrastructure、公開鍵基盤)を基盤として、タイムスタンプ技術と同社の署名有効性延長生成・検証技術を利用し、長期間にわたる真正性保証を行なうという。電子商取引推進協議会(ECOM)が3月に発表した“電子署名文書長期保存に関するガイドライン”で推奨されている“RFC3126”フォーマットに準拠する。文書のファイリングシステムと連携したシステムを開発するためのAPI(Application Program Interface)も提供する。同システムと、ICカードを使ってPDF文書に電子署名を埋め込む、同社の電子署名ソフト『SignedPDFファミリー』との間で文書の登録、取出し、検証などを可能とする機能も年内に開発予定としており、XML署名の有効性延長にも対応する予定という。

『署名延長サーバ』の対応OSはWindows 2000 Server/Server 2003で、対応機種はPC/AT互換機、CPUはPentium III-1GHz以上、メモリーは512MB以上が必要。アプリケーションサーバーとして『WebSphere Application Serverアドバンス版』が必要。『延長署名検証ライブラリ』と『署名延長リクエスタライブラリ』の対応OSは、Windows Server 2003、Windows 2000 Professional/2000 Server/XP。エンドユーザーは、Internet Explorerなどのウェブブラウザーで同システムを利用できるする。官公庁、自治体、医療、金融といった分野に向けて販売していくという。販売目標は2005年度までで累計120システム。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン