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リコー、中堅/中小企業のネットワーク構築や運用を支援するサービスを開始

2003年07月04日 21時14分更新

文● 編集部

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(株)リコーは4日、中堅/中小企業のネットワーク構築や運用、セキュリティー対策を支援する3種類のサービスを同日付けで発売すると発表した。

今回発表したのは、ネットワークインフラ構築サービス“NETBegin”、ネットワーク監視サービス“IT-Sheriff AD”、ウイルス対策サービス“PCワクチン”。各サービスにはリコーテクノシステムズ(株)による導入、運用支援サービスも含まれる。企業がネットワークやシステムの構築、運用に関わる各種業務をアウトソーシングすることで、業務負担の軽減やコストの削減、安定したネットワーク環境の運用が可能となるという。

“NETBegin”は、ネットワーク構築の企画から設計、構築、導入、保守までをパッケージ化したもので、LANモデル(2種類)、WANモデル(4種類)の計6つのモデルを用意する。モデルの内訳、料金は以下の通り。

“NETBegin”のサービス、料金表
モデル名 サービス内容 サービス料金
LANモデルA ピア・ツー・ピア環境用基本LAN構築 3万5000円
LANモデルC サーバー/クライアント環境用基本LAN構築 15万5000円
WANモデルA IP-VPN網によるWAN構築 16万円
WANモデルA+ IP-VPN網のイニシャルコスト(回線工事費等)もパッケージ化したWAN構築 23万円
WANモデルX インターネットVPNによるWAN構築 27万3000円
WANモデルN VPNクライアント接続を考慮したWAN構築 33万円

同サービスには1年間のオンサイト保守と、引渡し10ヵ月後のネットワーク診断(LANモデルAを除く)も含まれる。

“IT-Sheriff AD”は、リコーテクノシステムズの“監視センター”からインターネット経由でユーザーのネットワークを常時監視し、ネットワークの安定稼動やセキュリティーを確保するサービス。ユーザーのネットワーク上に設置した専用機器『監視マネージャBox』により、ネットワーク上の各種サーバーに導入されているアプリケーション、パソコン、プリンターなどのオフィス機器の稼動状況を随時確認し、トラブルが発見された場合には、メールや電話によりユーザーへ通知する。オフィス機器の稼動状況については、毎月レポートとしてまとめて報告する。ユーザーのネットワーク上に設置した専用機器『IT-SheriffBox』のファイヤーウォール機能により、社内ネットワークに対する外部からの不正アクセスを防止することも可能。各種サーバーの動作状況やHDDの空き容量なども監視するサービスも提供している。オプション(料金は個別見積もり)として“URLフィルタリング”機能も用意されており、有害サイトや指定URLへのアクセスを防止することも可能。サービス料金は、初期費用11万円、月額4万5000円(3年契約、分割払いの場合)から。

“PCワクチン”は、日本ネットワークアソシエイツ(株)のウイルス対策ソフト『VirusScan ASaP』とインストール代行作業をパッケージ化したサービス。社内で専用サーバーやシステム専任の担当者を設置せずに、低コストでウイルス対策が行なえるとしている。サービス料金は11万8400円(新規導入、1年契約、10クライアントの場合)から。

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