エヌ・ティ・ティ・コムウェア(株)(NTTコムウェア)は、Linuxカーネル2.4.18を組み込んだ小型サーバー『L-Box』を出展していた。
NTTコムウェアの小型Linuxサーバー『L-Box』 |
『L-Box』は、2001年10月よりサンプル出荷されていた小型Linuxサーバー。10/100BASE-TXのEthernetポート×2やシリアルポート×1、PCカードスロット×1、コンパクトフラッシュカード型無線LANカード専用のスロット×1などを搭載している。本体サイズは幅68×高さ119×奥行き98mmで、SH4-200MHz、32MBのフラッシュメモリー、16MBのRAMを搭載する。ソフトウェアはDHCPサーバー、FTPサーバー、telnetサーバー、SSHサーバー、ウェブサーバーのほか、PPPoEクライアント、簡易ファイヤーウォール、エディターなどが収録されている。設定はウェブブラウザーを通じて行なう。
『L-Box』の各種設定画面 |
『L-Box』の価格は4万9800円で、7月7日より出荷される。販売はNTTコムウェアおよび同社グループ企業に加え、家電や携帯電話の量販店とも販売代理店契約を締結し、販売網を広げるという。
NTTコムウェアブースでは、パソコンに接続したUSBカメラで動画を撮影し、無線LANで『L-Box』に送信、『L-Box』からFOMAカードでインターネットに送信し、パソコンや携帯電話で受信するというデモが行なわれていた。
デモのようす。左手奥に設定用ノートパソコンとUSBカメラからの画像送信用ノートパソコンが設置されており、正面にあるディスプレーでインターネット経由で受信した画像を表示している。右手前にある携帯電話でも動画を受信している |