【NetWorld+Interop 2003 Tokyo Vol.13】ザウルスもIPv6対応? ──シャープがUSAGIスタック搭載ザウルスを出展
2003年07月04日 21時46分更新
シャープ(株)は、“IPv6 Show Case”で、Linuxザウルス『SL-C700』にLinux用IPv6プロトコルスタックを開発するプロジェクト“USAGIプロジェクト”(UniverSAl playGround for IPv6)が開発したIPv6プロトコルスタックを搭載したモデルを展示していた。
USAGIプロジェクトのプロトコルスタックを組み込んでIPv6に対応した『SL-C700』 |
これはKDDI(株)のIPv6実証実験“DION ADSL IPv6実証実験”向けに提供されるもので、シャープはこの実験にあわせ、IPv6アドレスでザウルスを認証し、シャープのインターネット総合サービス“Sharp Space Town”のコンテンツをIPv6ネットワークを利用して配信するというサービスを提供している。
デモ概要の説明。“Sharp Space Town”で提供されているコンテンツを端末のIPv6アドレスで認証し、ダウンロードするという |
今回展示されたIPv6対応『SL-C700』の発売予定についてたずねると、「ソフトウェアのバージョンアップで対応することは検討中です。『SL-C750/760』についても、同じようにIPv6対応を進めることを検討してます。しかし、現状ではIPv6を利用した新しいサービスがないため、いつになるのかは未定です」(説明担当者)との回答を得ることができた。