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米SonicWALL、セキュリティー管理ツール『SonicWALL Global Management System 2.5』など3製品を発表

2003年07月02日 23時44分更新

文● 編集部

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米SonicWALL社は2日、同社のセキュリティー製品を一元管理するツール『SonicWALL Global Management System』の最新版『SonicWALL Global Management System 2.5』と、企業や学校を対象にしたサイト閲覧管理サービス“SonicWALLコンテンツフィルタサービス(CFS)”、ネットワーク状況のレポートを作成するソフトウェア『ViewPoint 2.0』を発表した。『SonicWALL Global Management System 2.5』と『ViewPoint 2.0』は7月下旬に出荷を開始し、代理店を通じて販売する。“SonicWALL CFS”は7月末より代理店を通じて販売する。

『SonicWALL Global Management System』は同社製のファイアーウォールやVPN(Virtual Private Network)製品、フィルタリングなどのアプリケーションを一元管理するツール。今回発表した『SonicWALL Global Management System 2.5』では、5月に発売した『SonicWALL SOHO TZW』などのワイヤレスセキュリティー製品や“SonicWALLコンテンツフィルタサービス(CFS)”などの現行製品に対応したほか、ツリーフォーマットによって簡素化されたインターフェースを採用し、操作性を高めたという。カスタマイズに応じたレポート作成が可能で、ネットワークの使用状況や傾向のほか、不正ログインなどの侵入やネットワーク攻撃などといったセキュリティーイベントを分析できるという。価格は、『Standard Edition(25 node license)』が130万円、『25 Incremental Node License Upgrade』が117万1000円、『100 Incremental Node License Upgrade』が390万円、『250 Incremental Node License Upgrade』と『1000 Incremental Node License Upgrade』については問い合わせとなる。

“SonicWALL CFS”は、同社が蓄積したURLデータベースと独自のカテゴリー分類機能に基づき、企業や学校向けに提供するサイト閲覧管理サービス。『SonicWALLファームウェアバージョン6.5J』に対応した同社製品で利用できる。URLデータベースの情報を基に、有害コンテンツを12のカテゴリーに分類。ユーザーがインターネットにアクセスすると、設定条件に従ってコンテンツのフィルタリングを行なう(ユーザーまたはグループ単位でのフィルタリングのほか、時間帯に応じたアクセス制限が可能)。アクセスが許可されたURL情報はキャッシュに蓄積され、次回のアクセス時に利用されるという。オプションの“ViewPointレポーティング機能”により利用状況レポートを作成できるほか、管理ソフトの『SonicWALL GMS』を利用すれば複数台数の『SonicWALL CFS』ライセンスを一元管理できるという。価格は5ユーザー版が1万9800円、10ユーザー版が5万5000円、25ユーザー版が6万2000円、50ユーザー/無制限ユーザー版が9万8000円。

『ViewPoint 2.0』は、ネットワークの利用状況やセキュリティーイベントのレポートを作成するソフト。『SonicWALLファームウェアバージョン6.5J』と『SonicOS1.0J』に対応したセキュリティー製品で利用できる。ウェブサイトのアクセス状況やユーザーのネットワーク利用状況などのほか、ファイアーウォールへの攻撃などのセキュリティーイベントをリアルタイムで把握できる。レポートをグラフ化し、利用状況などを把握できるようにしたほか、過去の特定日や特定期間のレポートも作成できる。価格は『TELEシリーズ/SOHOシリーズ用』が1万9800円、『PROシリーズ用』が4万5000円。

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