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三菱、暗号ツールが標準で付属する企業向けパソコン“apricot”の新製品を発売――納期は最短4日に

2003年06月30日 22時52分更新

文● 編集部

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三菱電機(株)は30日、企業向けパソコン“apricot(アプリコット)シリーズ”を一新し、ノートパソコン『apricot AL R3シリーズ』と、デスクトップパソコン『apricot CX Bシリーズ』、デスクトップパソコン『apricot CX Rシリーズ』を同日付けで発売すると発表した。

今回、受注体制や輸送体制の見直しにより、受注から納品までの日数を最短4日に短縮したという。各製品とも、独自の暗号アルゴリズム“MISTY”を採用したファイル暗号ツール『EASYCRYPT』と、メール暗号ツール『EASYCRYPT<Mail>』を標準搭載しており、添付ファイルの暗号化や送信者確認のためのサインの追加などが行なえるのが特徴。オプションの『指紋照合デスクトップツール』を組み合わせれば、暗号化したファイルを複号化する際のパスワード入力を指紋入力に置き換えることもできる。OSはWindows XP Professional SP1/2000 Professional(SP3)から選択する。B.T.O.オプションは、HDD容量、メモリー容量、光ドライブ、『Office XP Personal』インストールなどに対応。無償保証期間を3~5年間に延長する“保守パック”(ピックアップサービス付き、またはオンサイト保守サービスにおいて対応)も用意する。

ノートパソコン『apricot AL R3シリーズ』
ノートパソコン『apricot AL R3シリーズ』(15インチ液晶ディスプレー搭載モデル)

『apricot AL R3シリーズ』は、モバイルPentium 4-M-2.0GHz/モバイルCeleron-1.80GHz、グラフィックス機能を統合したカナダATIテクノロジーズ社のRADEON IGP 340Mチップセットを搭載したノートパソコン。液晶ディスプレーは15インチXGA、14.1インチXGAから選択可能。インターフェースは、USB 2.0×4、10/100BASE-TX、パラレル、シリアルほかを装備し、拡張スロットはPCカード(Type II×2またはType III×1、CardBus対応)を装備する。電源はニッケル水素充電池で、約1.5時間の駆動が可能(JEITA測定法1.0)。B.T.O.で、“IEEE 802.11a”準拠の無線LAN機能(5GHz帯/54Mbps)を搭載できる。本体サイズは幅327×奥行き269.5×高さ39.7mm、重量は3.3kg。価格は16万800円から。

『apricot CX Bシリーズ』は、Pentium 4-2.40BGHz/Celeron-2.10GHzとグラフィックス機能を統合した845Gチップセットを搭載しデスクトップパソコン。インターフェースは、10/100/1000BASE-T、USB 2.0×4(全面2、背面2)、パラレル、シリアルなどを装備する。拡張スロットはPCI×2(空き2)、Low Profile AGP×1(空き1)を装備する。B.T.O.で80GB(Ultra ATA/100)×2のHDD構成も選択できる。スピーカーを内蔵する。電源はAC100Vで、消費電力は最大142W(Pentium 4モデル)/140W(Celeronモデル)。本体サイズは幅88×奥行き325×高さ345mm(縦置き時)、重量は7.6kg。本体カラーは“フレッシュグラスシルバー”と“ミストホワイト”のツートーンとなっている。価格は10万9800円から。『apricot CX Rシリーズ』は、Celeron-2.10GHzとグラフィックス機能を統合した845GVチップセットを採用したモデル。インターフェースは、LANが10/100BSE-TXとなるほかはCX Bシリーズと同等。拡張スロットはLow Profile PCI×2(空き2)を装備する。電源はAC100Vで、消費電力は最大163W。本体サイズは幅115×奥行き358×高さ323mm(縦置き時)、重量は8.1kg。価格は9万9800円から。

なお、製造/販売/保守は三菱電機インフォメーションテクノロジー(株)が行なう。

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