シャープ(株)は16日、(株)サイバードと協業し、ジェイフォン(J-フォン)(株)の携帯電話向けインターネット接続サービス“J-SKY”に対応した電子書籍配信サービス“ケータイ電子書店 SpaceTown ブックス”を18日に開始すると発表した。
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| シャープ国内営業本部SST推進センター所長 谷口実氏 |
ケータイ電子書店 SpaceTown ブックスは、J-SKYパケット対応端末向けサービスとして開始され、7月中旬からはJ-フォンのJavaアプリ対応携帯電話全機種への展開を予定する。閲覧には、専用Javaアプリ『ブンコビューア』のダウンロードが必要となる。
フォーマットには、同社のPDA向け電子書籍配信サービス“ザウルス文庫”が利用する“XMDF(Mobile Document Format：モバイルドキュメントフォーマット)”を、携帯電話向けに簡素化した“コンパクトXMDF”を採用。ブンコビューアでは、コンパクトXMDF形式の電子書籍を縦書き/横書き、ルビつき/なし、画像表示あり/なし、といった表示設定を行ない閲覧することができる。
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| “ケータイ電子書店 SpaceTown ブックス” |
利用料金はジャンルごとに管理され、同一ジャンルからは複数の作品をダウンロードできる。
サービス開始時には、
- “書き下ろしオリジナル”(210円)：ケータイ電子書店 SpaceTown ブックスだけの書き下ろし作品集
- 桜井亜美“Apri＊Kiss”
- 辺見えみり“自分かくにん”
- 松村潔“お願い! スターマン 幸せを手に入れる weekly 占星術”
- “英語学習”(210円)：TOEIC対策問題集が週2回届く、携帯学習教材
- “ケータイで英語!”
- “英語で働く! ビジネスマナーコラム”
- “無料コンテンツ”(無料)：携帯電話による読書を体験できる無料コンテンツ
- “音楽アーティスト情報マガジン”
- “注目の厳選最新映画解説”
- “テキパキクッキング”
などの有料コンテンツ6ジャンル、無料コンテンツ1ジャンルが用意され、各ジャンルの購読料金は月額で210～315円(税込み)。
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| 携帯電話ユーザー向けコンテンツの企画 |
シャープ国内営業本部SST推進センター所長の谷口実氏は、「電車などの移動時間を使って軽く問題集が解ける学習教材や、興味のある記事を読んで、そのまま電話/メールができる情報誌など、常に持ち歩く携帯電話の特性に合わせたコンテンツを提供していきたい」と述べ、当面の目標として3万ユーザーの獲得を挙げた。
なお、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ、ケイディーディーアイ(株)の端末への展開に関しては、「検討はしているが発表できる段階ではない」とした。
