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オープンソースDB“Firebird”ユーザー会設立準備が本格化

2003年06月10日 20時53分更新

文● 編集部

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オープンソースDB“Firebird”ユーザーの有志が、Firebird日本ユーザー会設立に向けた準備会合を持ち、来年4月に正式にユーザー会を発足させるための準備活動を開始した。

Firebirdは、米Borland Softwareが開発、販売しているデータベース『InterBase』から派生したオープンソースのデータベースソフト。Mozilla Public LicenceをベースとしたInterBase Public Licenceに基づき配布されている。開発はオーストラリアに事務局を持つ非営利団体The FirebirdSQL Foundationが中心となり、SourceForge.net上で行なわれている。対応プラットフォームは、WindowsやLinux、各種UNIXシステムで、現在の安定版は3日にリリースされたFirebird 1.0.3で、開発版のFirebird 1.5 Release Candidate 3が1日にリリースされている。おもにヨーロッパやロシア、中南米で利用されている。

Firebird日本ユーザー会の設立に向けた動きとしては、4月21日よりメーリングリストによる準備活動が行なわれており、5月31日付で“Firebird日本ユーザー会スタートアップ・グループ”が設立されている。今年度中にユーザー会の骨格となる項目について策定し、来年4月に正式にユーザー会を発足させる準備を進めるとしている。代表にThe FirebirdSQL Foundationの林務氏が就任している。

“Firebird日本ユーザー会スタートアップ・グループ”では、国内でのFirebird普及をめざし、Firebirdに関心のある個人、非営利団体、企業の参加を募っている。15日にはWebサイトを開設し、問い合わせの受け付け窓口を設置する予定だ。

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