このページの本文へ

JEITA、IT関連製品の市場および技術動向を報告する“情報端末フェスティバル2003”を開催

2003年06月05日 20時10分更新

文● 編集部 佐久間康仁

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(社)電子情報技術産業協会(JEITA、ジェイタ)は5日、情報機器の市場性や関連技術の2002年度の動向と2005年度の市場規模の予測を報告する“情報端末フェスティバル2003”を、都内の機械振興会館で行なった。入場は無料(事前登録が必要)で、報告書はウェブサイト等を通じて販売されている。

プリンター市場分科会委員長の伊藤弘子氏 協調型デジタル機器専門委員会委員長の鳥飼和哉氏 協調型デジタル機器専門委員会副委員長の大久保浩継氏
プリンター市場分科会委員長を務める、キヤノン(株)の伊藤弘子氏協調型デジタル機器専門委員会委員長を務める、富士ゼロックス(株)の鳥飼和哉氏協調型デジタル機器専門委員会副委員長としてスピーチする、セイコーエプソン(株)の谷崎正徳氏
掲載当初、セイコーエプソン(株)の谷崎正徳氏の名前を誤って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。

今回の報告会は、

プリンター
入力装置
イメージスキャナー/OCR
記憶装置
磁気記憶装置/光ディスク装置
端末装置
金融端末/流通POS端末/ハンディターミナル
家庭におけるカメラを搭載したデジタル機器
オフィスにおける紙文書の電子化
ネットワークストレージの利用動向

といった分野別で、2会場を使って並行して行なわれた。なお、ディスプレーに関しては文書での報告にとどまり、活動内容は別途ウェブサイトを参照してほしいとしている。

市場規模で見ると、2002年度は液晶ディスプレー/記録型DVDドライブ/CD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブが好調な伸びを見せているほかは、横ばい(微増)もしくは減少傾向になっている。2005年度の予測では、上記に加えてプリンター/データプロジェクター/HDDなどが20%以上の伸びを見せると予測している。その理由として、プリンターは中国市場の成長や複合機の需要増加、HDDはAV関連機器への利用、などが挙げられている。

技術面の報告は、すでに製品に搭載されている技術のレポートがほとんどだったが、“家庭におけるカメラを搭載したデジタル機器”では、デジタルカメラモジュールの小型化により、従来カメラと無縁だったもの(耳掻き、ペン、洋服など)への搭載によって、新たな市場の開拓/需要の喚起につながるのではないか、といったユニークな調査結果が報告された。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン