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NEC、キーワード検索で希望する場面の議会映像を再生できる『議会映像検索システム』を開発

2003年06月05日 14時44分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本電気(株)は5日、インターネット上で任意のキーワードや議員名などによる検索を行なうことで、希望する場面の議会映像を再生できる『議会映像検索システム』を開発したと発表した。2003年度中に製品化する予定という。

『議会映像検索システム』は、国や自治体が住民に対してインターネット上で過去の議会の映像や議事録を公開する際、住民がキーワードや議員名などによるテキスト検索を行なうことで、希望する場面の議会映像や議事録を検索/再生できるもの。議事録の指定した場面から映像を再生することも可能という。

『議会映像検索システム』には、同社が独自開発した撮影日/会議名/発言内容など映像の管理/検索に利用する属性データ(メタデータ)を自動的かつ詳細に作成できる“映像-テキスト自動マッピングエンジン”を基盤技術として採用している。

議事録の文ごとに対応する映像の先頭からの時間情報を付与したメタデータを自動的に作成できるため、従来の場面ごとに適切なキーワードを人手で登録する方法に比べ、処理時間を10分の1以下に削減することが可能、メタデータも詳細に登録できるという。

同社は今後、『議会映像検索システム』に続く“映像-テキスト自動マッピングエンジン”を利用した映像検索システムとして、企業における動画を利用した社内向けの情報発信コンテンツやe-ラーニングコンテンツの検索システム、株主総会の映像検索システム、TV局/図書館/美術館などにおけるビデオアーカイブ検索システム、ISPおよびASP事業者における動画配信コンテンツの検索システムなどの開発を検討していくという。

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