日本航空(株)と(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは30日、FOMAと無線LANによるモバイルネットワークを利用して空港業務の効率化を図る共同実証実験を、新東京国際空港(成田空港)で6月2日に開始することで合意したと発表した。
今回検証するのは、FOMAとPDAによる発着便情報閲覧システムのモバイル利用と、音声通話アプリケーション技術を利用したIPネットワーク上での音声通話。
発着便情報閲覧システムの実験では、FOMAの384kbpsパケット通信を利用することで、PDAより発着便情報を閲覧可能とするモバイルシステムの実用性を検証する。また、IPネットワーク上での音声通話の実験では、無線LAN経由で、発着便情報閲覧システムで利用するPDAによる音声通話アプリケーションの実用性を検証するという。
実証実験期間は6月2日から11月30日まで。場所は新東京国際空港(成田空港)。